プレクサス(Plexus)の効果や使い方などを解説。もはや殿堂入りの愛用品です
当ブログのキーボードと液晶モニターのクリーニング記事でも登場した「プレクサス」。
プレクサスのことを知らない方もいらっしゃるとは思いますが、私が何かを掃除する時にプレクサスはもやは必需品となっています。
キーボードと液晶モニターの掃除に関する記事でついでに紹介していたのですが、今回は愛用品と言うことでガッツリ紹介したいと思います。
目次
プレスサスとは?
プレクサス(Plexus)はアメリカで最も厳しい《米軍品質検査基準》をクリアしているプラスチッククリーナーです。
戦闘機のキャノピー(強化プラスチック)をクリアに保つため開発されたプラスチック専用整備品なので、過酷な環境下でも傷つけることなく洗浄&コーディング保護を行えるように作られています。
過酷な環境下でも傷つけることなく洗浄・コーティングが行えるよう作られたその性能は、米軍品質検査基準「Fed・Spec・P-P-560」をクリアしており、レースのような過酷な状況でも愛車を綺麗に保護するため、モータースポーツ界で重宝されています。
出典元:プレクサスオフィシャルサイト
プレクサスの採用実績
プレクサスは高価な機体のメンテナンスにも使われており、レーシング業界、防衛・軍事分野、宇宙・航空業界、自衛隊、企業の機器メンテナンスにも使用された実績があります。
株式会社スマートビジョンと言う会社がプレクサスの総輸入発売元となっています。
ちなみに同社が輸入販売している製品に「VuPlex(ヴュープレクス)」と言うプレクサスに似た商品があります。レヴューなどを見る限り、その効果はプレクサスには及ばない感じなので購入にはいたっていません。
プレクサスの用途
私の場合、主に車を洗車した時に仕上げ保護としてプレクサスを使っていましたが、用途が幅広い為、日常で何かを掃除する際にも使えます。
その用途を見てみましょう。
- プラスチック
- 塗装面
- 金属面
- 樹脂面
- クリアコート
- ホイール
- ライトカバー
- スクリーン
- シールド
- マフラー
- ミラー
- メッキパーツ
- エアロパーツ
- フェアリンク
- ダッシュボード
- カーボンパーツ
- 計器類
- アクリル
- ポリカーボネイト
- FRP
- ABS樹脂
- 塩化ビニール
- フィルム類
- CD・DVD等
これだけの物に使えると非常に便利です。
上記の用途から車のほとんどの部位に使える為、カーグッズとしてカー用品店で販売されていますが、もちろん通販でも購入できます。
プレクサスの効果
プレクサスには3つの効果があります。
高級洗浄効果
プレスサスの洗浄成分のpH(ペーハー)は中性です。よってアルコールやアンモニア、研磨剤を含まないので対象物を傷めません。
プレスサスが汚れの下に浸透して汚れを浮かび上がらせるので、ブレーキダスト、チェーン、グリス、虫、ホコリ、排気ガス等の汚れに最適です。
強力なコーティング効果
プレクサスをプラスチックの表面に使うと分かりますが、触るとツルツルになります。
その仕組みは、表面にプロテクタントの保護層(撥水加工・防汚・加工・UV保護加工、静電気防止加工)を形成し、大気を遮断します。
あとから汚れがついたとしても、プレクサスの保護効果で汚れが取れやすくなります。水拭きでサッと拭くだけで綺麗に汚れが落ちます。
また、コーティング保護は約1ヵ月持続します。
鮮明なツヤ出し効果
プレクサスのツヤ出し効果は感動ものです。
保護の仕組みは、プラスチック表面のミクロな凹凸や傷をプロテクタントで埋めて平滑化し、光の乱反射を抑えることで透明度を回復し、光沢を蘇らせます。
実際にプラスチックの表面に使用したビフォアー&アフター画像を貼っておきます。ちょうどプレクサスの蓋が汚れていたので蓋で比較。※蓋の縁は円状に傷がついているので汚れたように見えます。
Befour

汚れて表面のツヤが全くない状態
After

後ろに置いたプレクサスが反射するほどツヤが出る
写真が下手なので分かりづらいかも知れませんが、とにかく光沢が出て表面はツルツルになります。触った時の感触に感動しますよ!これは使ったことがある人にしか分からないと思います。
プレクサスのデメリット
上記で説明した3つの効果がプレクサスにはありますが、デメリットも挙げておきます。
- 洗浄成分が中性の為、頑固な汚れや大量の汚れを落とすには力不足&コスパが悪い
- 環境(風雨や紫外線にさらされる場所)によってはコーティングの持続期間が短い
- 濃紺車はムラなく施工するまで慣れが必要
- プラスチッククリーナーなので木材などを使用した家具やフローリングには使えない
車にプレクサスを使う場合は、先に汚れをパーツごとのクリーナーで落とした後に、最後の仕上げ保護としてプレクサスを使うのがコスパ面でもベストです。
青空駐車している場合は、コーティング持続期間も短くなる為、持続期間が半年くらいあるコーティング剤を使うようにした方がいいです。
また、黒や紺などの濃紺車は最初の拭き上げ時にムラになることがあります。その場合は、最初からタオルにスプレーして拭き上げる、もしくは乾拭き時にムラが均等になるよう念入りに拭き上げるのがコツです。
プレクサスの成分
プレクサスの成分には以下のものが使われています。
- 特種ソルベント
- マイクロクリスタリンワックス
- クロスリンクポリマー
- 中和リン酸アルコールエステル
- 水
- 噴射剤
洗浄用溶剤、石油由来ワックス、排水性能が高いポリマー、防錆・帯電防止を備えた成分で構成されています。
プレクサスの品番
プレクサスは2020/12/30の現時点で、4種類の品番が存在します。
- プレクサス(Plexus) (国内正規品) 13oz [HTRC 2.1]
- プレクサス(Plexus) (国内正規品) 7oz [HTRC 2.1]
- プレクサス(Plexus) (並行輸入品) 13oz [HTRC2.1]
- プレクサス(Plexus) (並行輸入品) 7oz [HTRC2.1]
「13oz(PL368)」と「7oz(PL198)」の違いは容量です。13ozは368ml、7ozは198mlとなっています。
また、国内正規品は本体背面の説明書有り、並行輸入品は説明書無しです。
※Amazonではなぜか13ozと7ozの価格がほとんど変わらず、7ozを買うと損をするのでよく品番を確認してください。
プレスサスの使い方
プレクサスの使い方は以下の手順で行います。
- まず、拭き上げる面の汚れやホコリを取り除きます。
- 拭き上げる面積の1/3か1/4に約20cm離してから吹きつけます。
- 噴射後、綿100%の柔らかい布で完全に拭き上げます。
- その後に乾いたタオルなどで乾拭きします。
小さいものにプレクサスを使う時は、柔らかいタオルや布にスプレーしてから拭き上げるようにします。
プレクサスのコスパ
プレクサスは容量368mlの商品で約3,500円で販売されています。
これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、プレクサスの具体的な使用量は、拭き上げる面積の1/3か1/4にスプレー(1~2秒)で充分です。
車のボンネットでもまんべんなく吹きかかるようにすれば2プッシュほどで事足ります。
車でそのくらいの量ですので、長持ちします。
「たくさん吹かないと気が済まない」と言う人以外は、使用用途や使用頻度にもよりますが、楽に数か月はもつと思います。
1本は持っておきたい逸品
プレクサスを1本持っておけば、掃除が楽しくなります。
元々ツヤがあったけど汚れてツヤがなくなった物などは、最後の仕上げにプレクサスを使えばその効果が実感できます。
いろんなものに使えるのもポイントが高いですし、スプレー式なので手軽に使えます。
私の場合、もともと車に使っていましたが、窓ガラスだけは避けています。プレクサスはガラス面も対応しているのですが、ワックス成分が含まれるのでギラつきを懸念して1回も使っていません。スマホやタブレット、液晶モニターにも使ったことがありますが、特にギラつくことはなかったので大丈夫だとは思いますが、車の場合はガラス面が広いのでガラスクリーナーだけでいいような気がします。
黒などの濃紺車だと夜のドライブが楽しみになります。パーキングに止めて街灯に照らされたボディは新車の如く輝きを放ちます。思わずニヤついて不審者扱いされないように気をつけてください(笑)
とにかく一家に1本は持っておきたい逸品と言えるでしょう。