東プレのキーボード「REALFORCE」をクリーニングしたので手順を画像付きで解説
約2年使用した東プレのキーボード「REALFORCE」をクリーニングしました。
キートップはもちろんのこと、キートップの隙間に汚れが溜まっているのが気になっていたので分解して掃除することにしました。
東プレの公式ページにはキーボードのクリーニングについて一切の記述がありません。よって自己責任で行いました。
では手順を見ていきましょう。
REALFORCEをクリーニングする前の注意点
今回ご紹介するREALFPRCEのクリーニングは後述していますが、本体裏面のネジ穴に貼ってあるシールを剥がすと保証が効かなくなる可能性大です。
そもそも、REALFORCE公式サイトにはセルフクリーニングに関して一切の記載がありません。
私の場合は保証期間が過ぎていたこともあり自分でクリーニングしましたが、クリーニング後の故障や不具合は修理を受け付けてくれない可能性もありますので自己責任で行う必要があります。
事前にサポートのお問い合わせから確認しておくといいかも知れません。
事前に用意するもの
赤文字のものに関しては必要に応じて用意すればOKです。
- キートッププラー
- 刷毛(はけ)もしくは柔らかいブラシ
- エアーダスター
- 洗剤(弱アルカリ性)
- 洗面器
- 洗濯ネット
- 布
- 綿棒
- 掃除用の歯ブラシ
- プラスドライバー
- 保護・艶だしスプレー
キートップを外す
まずはキートップを「キートッププラー」で外します。キートッププラーはREALFORCE本体に付属していたものを使いましたが、ない場合は安いので1つ持っておくと便利です。
キートッププラーは真上からキートップの底まで真っすぐに差し込んだあと、少し斜めに回してキートップの角に引っ掛けて真上に引き上げます。
スペースキーやエンターキーなどは大きさが異なりますが、必ずキートップの角に引っかけて真上に引き上げてください。そうしないと上手く外せません。
面倒ですがこの作業をキー全部に行います。
キートップを全て外すとそれはそれは汚い(汗)

タバコの灰やゴミだらけ

これはひどい
キートップも手垢やコーヒーのシミなどが付いています。

手垢がついて汚い

おそらくコーヒーかと。。
このままでは掃除しにくいのでカバーを外していきます。
キーボードの外枠カバーを外す
私の使用しているREALFORCEはR2SA-JP3-IVと言う型番で、キーボードを裏返しにするとカバーはネジで1ヵ所、ツメで8ヵ所とめられています。
なのでまずはネジを外します。

裏面のネジ穴はシールで塞がれている
ネジ穴はシールで塞がれていましたが、シールにはdo not remove(外さないでください)と書かれています。おそらくこのシールを剥がした時点で保証が効かなくなる可能性大です。

※完全自己責任で行ってください
ネジをドライバーで外したあとは、8ヵ所のツメを外していきます。

上部にあるツメから外していく
親指で強く押すと外れます。外れない場合は、本体を傷つけないようにマイナスドライバーの先端にタオルを当てるなどして外してみてもいいかも知れません。
キーボードを立てらせてゆっくり開いていくとスムーズに外れます。

なかなか外れない場合は立てて外す
カバーを外すと、さすが高級キーボードだけあってずっしりと重い鉄板と基盤がネジで止められて一体化しています。
鉄板とカバーの掃除
なるべく基盤は触りたくなかったので外さず、表にして鉄板を掃除していきます。
鉄板のゴミはエアーダスターで吹き飛ばして、刷毛や柔らかいブラシで細かいスペースのゴミを取ります。頑固な汚れには歯ブラシを使うといいでしょう。
ある程度表面のゴミを取り除けたら、マイクロファイバークロスなどの布を水で湿らせて、掃除していきます。私は除菌ウェットティッシュを綿棒にくるんで細かいスペースを掃除しました。
カバーも同じように布で拭いて掃除します。カバーが汚れている場合は弱アルカリ性の家庭用洗剤で掃除すると綺麗に汚れが落ちます。「かんたんマイペット」のようなマルチクリーナーが手っ取り早いです。
キートップの掃除
外したキートップは洗面器があると便利です。
キートップを洗面器に入れて、ぬるま湯を張り、弱アルカリ性の希釈して使う「かんたんマイペット」をキャップ2杯程度入れて放置します。弱アルカリ性ならば洗濯用洗剤でも代用できます。

洗濯用洗剤でも可
洗面器の中のキートップをジャラジャラと手で混ぜると傷がつく場合があります。汚れは取れやすいですが、傷が気になる場合は触らずに30分くらい放置します。触らずとも最後に水で軽くゆすぐと汚れは落ちます。

そのまま30分ほど放置
キートップを1個ずつ水でゆすぎながら、洗濯用ネットにキートップを入れていきます。
洗濯用ネットで陰干しします。私は1日陰干ししました。下画像のように乾いて綺麗になっています。
プラスティックの仕上げ
カバーを元に戻して、最後にキートップとカバーに保護・艶だし処理を行います。これに関しては任意で。
液晶モニターを掃除した時の記事でもご紹介したプレクサスの出番です。
プレクサスはアメリカで最も厳しい米軍品質検査基準をクリアしているプラスティッククリーナー&保護剤で、戦闘機のキャノピー(強化プラスチック)をクリアに保つため開発されたプラスチック専用整備品です。プラステック面はもちろんのこと、車の塗装面、樹脂面、金属面、ガラス、メッキ、カーボン、アクリル、ポリカーボーネート、塩化ビニール、フィルム、CD&DVD類などにも幅広く使えます。この製品の凄いところは洗浄と保護を同時に行えて、しかも長期間効果を期待できます。更にpHは中性なので対象物に傷をつけることもありません。まさに万能のプラスティッククリーナー&保護剤です。

個人的に最強の保護・つや出しスプレー
マイクロファイバークロスにプレクサスをワンプッシュして、キートップを1個ずつ拭き上げていきます。拭き上げると同時にキートップを戻していきます。
案の定、キートップの位置が分からないので商品画像を見ながら戻していきました(笑)
甦ったREALFORCE
キートップを全て元に戻したらREALFORCEのクリーニング完了です。
初めてにしては上出来ではないでしょうか。パッと見は新品と遜色ありません。
2年間で、裏面にドライバーで擦ったような傷がついていたのと、カバーにも小さい傷がついていたのが地味にショックでした。。それ以外は綺麗でした。
あと思ったのですが、REALFORCE本体カラーはアイボリーとブラックがあります。
私のREALFORCEはアイボリーですが、ブラックだと汚れが目立たない反面、クリーニングの時に汚れが落ちているのか分かりずらいかも知れません。その場合でも今回の手順でおそらく汚れは取れるかと思われます。
手順としては面倒ですが、何年も使用していると思ったより汚れが溜まっていますので、一度くらいはクリーニングしておくといいかも知れません。