車のフロントガラスが凍結した時に素早く解凍する方法
寒い時期に朝起きて、出勤しようとしたら車のフロントガラスが凍結していることはよくあります。
夜に出掛けた場合も、数時間車を止めて用事を済ましているとその間に凍結していることもあります。
そんな時、時間に余裕があれば良いのですが、急いでいる場合には「寒い!なかなか解凍しない!」で非常に困ります。
今回は車のフロントガラスが凍結した時の対処方法を書いておきます。
※やかんで沸かした熱湯やポットの熱湯などをかけるのは最悪フロントガラスが割れる可能性がありますので絶対に止めましょう。
理想的な解凍方法
時間に余裕がある場合は、朝起きてすぐに車のエンジンを掛けます。
ダッシュボードパネルの空気循環ボタンが内気循環になっていることを確認します。
次に暖房を強にしてデフロスターボタンを押します。
その間に朝食を取って身支度すれば、車に乗り込んだ時に解凍されているはずです。
これでもまだ凍っている場合は、ぬるま湯をかけると溶けるはずです。
内気循環と外気導入
- 内気循環は車の前部にある外気取り入れ口を塞くことで、車内に空気を循環させます。メリットとしてエアコンや暖房を効率良く使用できます。また、花粉、外の車の排出ガスを車内に取り入れたくない場合などに使用します。
- 外気導入は車の前部にある外気取り入れ口を開くことで、車内に外の空気を取り入れ換気します。車内の嫌な匂いを一時的に取りたい場合や窓の曇りを取りたい場合などに使用します。
普段どちらにしておくかは人により異なりますが、常に内気循環だと車内の酸素濃度が濃くなり眠気を誘発したりしますので、外の空気が汚れていない場所などで外気導入もしくは窓を開けたりして対処すればいいです。
市販の解氷スプレーを使う
この方法なら簡単で早いです。
カー用品店やホームセンターなどで売っています。
単に氷や霜を溶かすものと、再凍結防止を兼ねたものがあります。
アルコールと水を使った解凍方法
市販の解氷スプレーは成分表を見るとアルコール類が使用されています。
解氷スプレーに使用されているメタノールの融点は-97.6°Cです。飲用毒性を持ちますので解氷スプレーの注意書きに警告があります。
またエタノールの融点は-114.1°Cです。
アルコールはマイナス温度でも凍らない性質を持ちますので、アルコールと水を2:1の割合で混ぜて手製のスプレーを作り、吹きかけると言うやり方ですね。
参考動画
手製スプレーを作成する場合は、消毒用エタノールもしくは無水エタノールをカップ2/3、水をカップ1/3用意して混ぜた液を空のスプレーボトルに入れて使う感じですかね。
600mlのスプレーボトルなら無水エタノール400ml、水200mlになりますね。
私もまだ試したことがないのですが、動画では一瞬で氷が溶けています。
- 消毒用エタノールと無水エタノールの違いは含有するエタノールの濃度です。無水エタノールは濃度99.5vol%以上、消毒用エタノールは濃度76.9~81.4vol%。消毒にはエタノール濃度80%前後が適しているようです。
- 参考サイト
凍結防止アイテム
その他の対策としましては、凍結防止カバーを前日にかけておいたり、凍結防止と書いてあるウォッシャー液を入れておくなどですかね。
私は両方使っていませんのでレヴューはできません。ググれば参考になる商品レヴューもあると思います。
まとめ
前日にワイパーを立てておき、翌日凍結している場合は上記のいずれかの方法で解凍できると思います。
朝は急いでいる場合が多いと思いますので、そうなると選択肢は市販の解氷スプレーが手っ取り早くて良いです。
アルコールスプレーを作成する方法ですが、エタノールのコストを考えるとはっきり言って解氷スプレーの方が安くつく場合もあります。
ただ、案外手軽に作成できるのと、ワイパーやシリコンゴム部への影響もなさそうなので1度試して見てもいいかも知れません。
私は解氷スプレーを使っています。
物によってはスプレーの吹き出し部がお粗末で液垂れする商品もあります。安いので使いやすいものを色々試すしかないですね。
なんか記事書いてて凍結防止カバーが一番手っ取り早いように思えてきました(笑)