【素材比較】冷感インナーの素材にはどんなものが使われているのか?各社商品を一覧で比較

   2019/07/03

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昨今の夏は、ワークウェアショップなどで「冷感」をコンセプトにしたインナーをよく見かけます。

使われている素材により、着ると「ひんやり」感じることから、暑い夏に人気の商品です。

「なぜひんやりと感じるのか?」

「肌が弱いけど痒くならない?」

など疑問も出きますよね。そこで今回は、各社から販売されている冷感インナーの素材を比較したい思います。



 

そもそも冷感インナーとは何?


冷感インナーは、機能性インナーの一種で、着ると「ひんやり」とした感触があることからそう呼ばれています。

ひんやりと感じる理由は、熱伝導率が高く、吸放湿性と吸汗速乾に優れた素材を使用しているからです

インナーにこもった湿気を空気中に放ち、なおかつ汗をかいてもすぐに乾くことから、さらさらした肌触りなのも特徴です。

汗をかいた後のベタつきを抑制することで、開放感があり涼しく感じます。更に、抗菌・消臭機能や伸縮性に優れ、部屋干し対応の商品が数多く販売されています。



冷感インナーに使われている素材について

冷感インナーに使われている素材は主に以下のような素材が多いです。

  • ポリエステル(合成繊維)
  • ポリウレタン(合成繊維)
  • レーヨン(再生繊維)
  • 綿(天然繊維)

上記素材に、各社独自の技術を用いて、生地の特殊な編み方や構造により、消臭、抗菌、吸水速乾、部屋干し対策、伸縮性などの機能を付加しています。

中でも比較的多くの商品で使われているポリエステルは、石油が原料の合成繊維ですが、昨今マイクロファイバー(超極細繊維)が普及しており、天然繊維に近い肌触りになっています。

肌の弱い人は、通常のコットンインナーを着ていると、汗をかいた時に肌にぴったりと密着し速乾性もないので「あせも」の原因にもなります。

その点、冷感インナーは生地がさらさらとしていて速乾性もあるので、化学繊維のものでも一度着てみて肌が痒くならないかを確かめみてもいいかも知れませんね。

私は肌が弱いので、冬用のインナーは極力綿100%のものを選んでいますが、夏はあせもに悩まされるので、痒くならない限り夏用のインナーはそこまで綿100%にこだわっていません。


冷感インナーに使われている特殊な繊維

冷感インナーに使われている繊維は、各社異なります。以下のような特殊な繊維を使用した商品もあります。

  • ベンベルグ®
  • クレメルマスター®
  • マイクロ モダール®

ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維キュプラのブランドです。コットンリンターと言うコットンの種の周りにあるうぶ毛部分を精製、溶解して再生される繊維です。BVDの冷感インナー「ICE DEO」に使用されています。商品に表記されている素材にはキュプラ繊維と表示されています。参考リンク:旭化成株式会社

クレメルマスター®はグンゼとクラボウが共同開発した繊維ブランドです。繊維の外壁であるマイクロレーヨンの中に、ポリエステルを独自の配置で配しています。そうすることで、毛細官現象により吸水性と速乾性を向上させています。グンゼの機能性インナー「COOLMAGIC」に使用されています。参考リンク:グンゼ株式会社

マイクロ モダール®はオーストラリアのセルロース繊維(再生繊維)メーカー「Lenzing AG」が生産する繊維です。ブナの木から再生され、その特徴は綿よりも柔らかく絹のような肌触りで、吸湿速乾性に優れ、柔軟性があり、通気性もあってなおかつエコロジカルと言う非常に優れた繊維です。高級下着などにも使用されています。グンゼのYG【DRY&COOL】シリーズにはマイクロ モダール®エアーと言う姉妹繊維が使用されています。参考リンク:karsu.com

衣類にどのような繊維が使われているかは、発熱インナーの記事でも触れていますので、お暇があるようでしたら一読してみてください。

冷感インナーの各社素材比較

冷感、または夏向けの機能性インナーの比較表を作りました。ざっと見て肌の弱い人はコットン(綿)から選ぶなど参考にして頂ければ幸いです。※比較表の後半にある商品には、コンプレッションインナーも含まれています。女性用の夏用インナーもリストしています。

ブランド名 商品名 使用繊維
BVD ICE DEO 接触冷感 ポリエステル65%,レーヨン25%,キュプラ10%
グンゼ COOLMAGIC レーヨン55%,ポリエステル45%
グンゼ YG【DRY&COOL】 本体:ポリエステル40%,綿30%,レーヨン30% 脇パッド部:ポリエステル40%,綿30%,レーヨン30%
ユニクロ AIRism [LIGHT GRAYカラー]ポリエステル88%,ポリウレタン12%[その他のカラー]ポリエステル89%,ポリウレタン11%
ベルメゾン 汗取りインナー【吸水速乾・消臭】 綿100%
しまむら FIBER DRY 綿100%
イオン(トップバリュー) PEACE FIT Silky FACT ポリエステル90% ポリウレタン10%
ニッセン 吸汗速乾メッシュTシャツ ポリエステル100%
セブン&アイ・ホールディングス BODY COOLER ポリエステル65%,綿35%
無印良品 さらっとインナー 本体:綿100%,リブ部分:綿89%,ポリエステル11%
洋服の青山 MEGA COOL ポリエステル75%,綿25%
ミズノ アイスタッチ ポリエステル88%,トリアセテート12%
おたふく手袋株式会社 BODY TOUGHNESS DUAL MESH ポリプロピレン62%,ポリエステル38%
ワークマン ICE ASSIST 表地:ポリエステル100%,裏地:ナイロン100%
株式会社自重堂 Z-DRAGON 接触冷感インナー ポリエステル90%,ポリウレタン10%,メッシュ部分:ポリエステル88%,ポリウレタン12%
バートル バートルクールコンプレッション 表地:ポリエステル80%,ポリウレタン20% メッシュ部:ポリエステル88%,ポリウレタン12%
株式会社藤和 TS DESIGN 接触冷感ロングスリーブシャツ ナイロン80%,ポリウレタン20%

女性用の夏用インナーには以下のような商品があります。

  • キレイラボ「ひんやり綿混」シリーズ
  • ザ グンゼ「SUMMER SEASON」シリーズ
  • ユニクロ「エアリズム」
  • ベルメゾン「サラリスト」
  • しまむら「ファイバードライ」
  • イオン「Silky FACT」「極さら」
  • ニッセン「アンダーフリー 吸汗速乾」シリーズ
  • セブン&アイ・ホールディングス「BODY COOLER」
  • 無印良品「さらっとインナー」




まとめ

冷感インナーの素材も、基本的に天然繊維、再生繊維、合成繊維のいずれかが使われています。

そして、昨今は合成繊維も天然繊維の肌触りに近いものが主流となっていますので、合成繊維のメリットを生かしながら機能性があり肌触りも良い商品が各社から販売されています。

夏場、外で直射日光に当たる時間が多い仕事の場合、インナーやアウターは長袖で仕事をしている人が多いと思います。そんな場面でも、長袖の冷感インナーは重宝するはずです。直射日光を遮りながら、腕部分の汗を吸湿速乾することで体感的な暑さを軽減してくれるのではないでしょうか。

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