石油ストーブの「から焼き」の手順。煙や匂いなどのトラブル時に試す価値あり!

   2021/01/16

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我が家では、毎年冬には石油ストーブが重宝しています。

ファンヒーターよりも部屋全体が暖かくて、やかんを置いておけば加湿もできる優れた暖房器具です。

今年も引っ張りだしてきて暖をとろうとしたところ、着火すると白い煙がモクモクと発生しました。

この煙が発生した時は、たいていの場合、燃焼筒を左右に回すとおさまるのですが、いっこうにおさまらない。。

しかも白い煙に混じって黒い煙も出る始末。おそらく去年の灯油が本体側のタンクに少し残っていたのか、臭いし煙いしで使い物にならなかったのです。

なので、から焼きすることにしました。

「煙が出る、匂いが気になる」などのトラブルは《から焼き》で解決することが多いです。

今回は石油ストーブのから焼きの方法を書いておきます。




ストーブのから焼きとは?

から焼きとは、ストーブの芯を燃焼させてクリーニングすることです。クリーニングと言ってもゴシゴシ掃除したりするのではなく、芯に染み込んだタールや古い灯油を完全に燃焼させて不純物を取り除くのが目的です。

から焼きするとストーブの芯が驚くほど綺麗になりますので、煙が出たり着火しないなどのトラブル時には試してみる価値があります。



ストーブのから焼きを行う時の注意点

※室内で行う場合は必ず換気をします。万が一、不完全燃焼の状態で換気しないと一酸化炭素中毒を起こし重大な事故へとつながります。屋外で行った方が安全ですが風の当たる場所は避けます。

ストーブのから焼きの手順

Step1

まずはストーブの灯油タンクを空にします。灯油タンクに灯油が残っていると、から焼きに時間がかかります。

タンクから取り出した古い灯油の廃棄方法ですが、灯油は《特別管理産業廃棄物》に指定されており、廃棄についても厳しく規制されています。環境省ホームページ 特別管理廃棄物規制の概要で確認できます。

よって灯油の廃棄方法の選択肢は、

  • ・古い灯油が残っている場合は、時間がかかっても全て燃焼させる
  • ・ごく少量の場合は、新聞紙や布に染み込ませて天気のいい日に乾燥させた後、可燃物としてゴミに出す(各自治体のルールに従う)
  • ・大量の場合は、購入した販売店に引き取ってもらう、もしくは不要品回収業者に回収してもらう

などの廃棄方法になると思います。

ストーブの灯油タンクを空にした後、ストーブ本体のタンク受け皿に残った灯油をサイフォンポンプで吸い出します。下のような手動で吸い出すポンプです。これも時間短縮の為です。

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この時、ストーブの下にブロックや当て木などを置いてストーブが斜めになるようにします。

これは、ストーブ本体のタンクから芯までの間に残っている灯油も吸い出す為です。分解して掃除する前ですので汚いですが、下画像の箇所です。

ストーブを斜めにした状態でストーブ本体側のタンクを覗いてみて、底にある程度灯油が残っていなければOKです。

Step2

ストーブを水平に戻して、空になった灯油タンクを本体に入れた後、ストーブの点火ダイヤルを最大まで回します。(※空の灯油タンクを入れないと点火できません)

点火します。この時、着火しない場合は燃焼筒を外して芯にマッチかライターで直点火します。

点火したら燃焼筒を戻してそのまま放置します。芯まで染み込んだ灯油が完全になくなるまで放置します。完全に灯油がなくなると自然に消火されます。結構時間がかかりますので、安全面でもこまめに様子を見ながら行って下さい。

自然消火されればから焼きは完了です。



Step3

燃焼筒を外して芯の状態を確認します。

黒ずんだ芯が白くて綺麗な状態に戻っていると思います。私の場合は芯が真っ黒の状態から下の画像の状態まで綺麗になりました。

私も初めてから焼きをした時は「こんなに綺麗になるのか!?」と驚きました。

着火ダイヤルを戻さずにその状態で2時間ほど放置します。放置の理由は、ダイヤルを戻すとから焼きが完全に行われない場合があるからです。

Step4

灯油タンクに新しい灯油を入れていつも通りに点火します。

煙や異常な匂いが出ないか確認して問題なければOKです。

から焼きでもトラブルが解決しない場合

から焼きをしても全てのトラブルが解決するわけではありません。

部品の破損、芯の消耗、ストーブ自体の寿命など原因は様々です。

特に古い型のストーブは部品や芯も製造終了となっているものが多いので、オークションで探して自分で付け替えると言う手もあります。

また、販売店で修理してもらってもいいですが、石油ストーブ自体1万円前後で買えますので、いっそのこと買い替えた方が安くつく場合もあります。シーリングライトやエアコンと同じく、使う場所よりも広い畳数の型を買えば暖かくておすすめです。

芯に原因がある場合は、新しい芯だけを購入して自分で交換すればコストを抑えることができますが、ストーブを分解しないといけないのでその分手間はかかります。

ストーブをしまう時

シーズンが過ぎて石油ストーブをしまうときには、から焼きをしてからしまいます。

そうしないと古い灯油を次の年に使うことになりますので、トラブルの原因となってすぐに暖をとりたくても取れない状況になります。

あらかじめから焼きをして芯の状態をリセットし、次の年にトラブルなくすぐ使えるように備えておくと安心です。

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