ブラウザでJavaScriptのベンチマークを計測できるサイト「JetStream1.1」の使い方
追記:2020/02/10
現在、無料で利用できるWebブラウザをざっと挙げても、
- Google Chrome
- InternetExplorer
- MicrosoftEdge
- Firefox
- Opera
- Vivaldi
- Sleipnir
- Safari
- Cyberfox
- PaleMoon
- Kinza
と、そこそこの数があります。
今回はそんなWebブラウザでJavascript処理のベンチマークが計測できるサイトをご紹介します。
JavascriptとはWebに特化したプログラミング言語です。動的なWebサイトやWebページに使用されています。
Javascript処理が速いブラウザは、単純にその処理においては優秀となります。総合的なWebブラウザの優劣ではありません。
ウェブサイトを速く表示するのに関係する要素の中のひとつですね。
しかし、動的なサイトはよく見かけます。この処理が速ければ速いほどサイト表示を速くする要素のひとつを満たしていると言えます。
色々なブラウザでベンチマークを試してみました。
目次
JetStream1.1の使い方
JetStreamと言うサイトでベンチマークができます。
このサイトは英語表記ですが、Start Testのリンクをクリックするとすぐに計測が始まります。
計測中はRunningと表示されますのでしばらく計測が終わるまでしばらく待ちます。
結果はスコアとして表示されます。下の画像では123.97がスコアで、土4.002がスコアの信頼性です。スコアの数値が大きいほど良く、信頼性が土0に近づくほど信頼性が高くなります。
「スコアの基準は?」と思われるかも知れませんが、基準は各ブラウザを比較するしかないように思います。
更に各ベンチの項目の詳細はin-depth analysisと表示されているリンクから確認できます。
各ブラウザでのスコア比較
仮想マシンWindows7 x64,メモリ4GB
計測する前にブラウザのキャッシュなどは全て削除してから計測しています。また、ブラウザは全てデフォルトの設定です。
Google Chrome
スコア 91.557
InternetExplorer11
スコア 64.328
FireFox
スコア 100.05
Opera
スコア 82.123
Vivaldi
スコア 84.518
Sleipnir
スコア 75.320
PaleMoon
スコア 105.39
kinza
スコア 97.754
まとめ
仮想マシンでの計測は少しスコアが低くでました。通常のPCで計測すると、Chromeのスコアは136.44になりました。
スコアの平均値は87.63となり、スコアの基準値としては90くらいが妥当でしょうか。Chrome、Firefox、PaleMoon、kinza辺りはスコアが高いですね
PaleMoonはFireFoxから派生したオープンソースの独自ブラウザです。KinzaはChromiumソースコードを使用して開発された日本製ブラウザ。
私はOperaが大好きだったのですが、残念ながらOperaはバージョンを重ねるにつれ、使いづらく動作も鈍くなっていきました。その理由は、2013年にPrestoと言うOpera独自のエンジンが変更されたからです。この時のユーザーの不満の声は凄かったですね~
Operaのバージョン9辺りはまさにOpera最強伝説と言われるほど全てにおいて洗練されていましたよ。
そんなOperaの元CEOが世に送り出したのがChromiumソースコードをベースにしたVivaldiです。
私のPCにはChromeとIE11しかブラウザは入れてありませんので、もしかしたら他のブラウザもスコアが上がるかも知れません。
ただ、余計なソフトをあまり入れたくないので今回は仮想環境で試しました。公式HPからダウンロードした実行ファイルでもこういうのがあるからです。
マイナーなブラウザなどは実行ファイルを一度VieusToralでスキャンしてインストールするようにした方がいいです。
今回、せっかく仮想環境に色々なブラウザをインストールしたので、使い心地などをゆっくり見てみたいと思っています。