Androidの隠し機能「開発者向けオプション」の表示方法と使い方

   2019/02/18

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Android端末には「開発者向けオプション」と言う隠し機能があります。

このモードは普通にスマホを使っているならば使用する機会はほとんどありません。その理由は、Android端末に始めから表示されていないからです。隠し機能と言ったのはその為です。

この機能は、その名の通りAndroid開発者向けの機能で、デベロッパーモードとも呼ばれています。開発者がAndorid実機での画面表示テストや、動作テスト、アプリのパフォーマンスチェックなどをする場合に使われます。

なので開発者や、Androidをバリバリ使いこなしている人以外は、知らない人の方が多いのではないでしょうか?

しかし、この「開発者向けオプション」は特定の項目を変更することで画面描写が速くなるケースもあります。知っていて損はない機能です。

※開発者向けオプションの項目はAndroidのバージョンによって異なります。



 

開発者向けオプションの表示方法

開発者向けオプションを表示するには、

「設定」
「端末情報」

と進み、ビルド番号の箇所を連続で7回タップします。

「これでデペロッパーになりました!」と表示されます。

再び、設定画面に戻ると今まで表示されていなかった開発者向けオプションが表示されています。

開発者向けオプションを非表示にする方法

一度表示した開発者向けオプションを非表示にするには、

「設定」
「アプリ」

と進みます。

ダウンロード済みの画面から左にスワイプして「すべて」の項目にします。すべてのアプリのリストの中から「設定」をタップします。

「データを消去」をタップします。

「OK」をタップします。

これで開発者向けオプションは非表示になります。



開発者向けオプションの使い方

まずは、開発者向けオプションをOnにします。

OKをタップします。

Android4.4.4の場合、開発者向けオプションの項目は以下のようになっています。

PCバックアップパスワード
スリープモードにしない
Bluetooth HCIスヌーズログを有効にする
プロセスの統計情報

デバック

USBデバッグ
USBデバッグの許可の取り消し
電源メニューのバグレポート
擬似ロケーションを許可
デバッグアプリを選択
デバッガを待機
USB経由のアプリを確認
ワイヤレスディスプレイ認証

入力

タップを表示
ポインタの表示

描画

表示面の更新を表示
レイアウトの境界を表示
RTLレイアウト方向を使用
ウィンドウアニメスケール
トランジスションアニメスケール
Animator再生時間スケール
2次画面シュミレート

ハードウェアアクセラレーテッドレンダリング

GPUレンダリングを使用
ハードウェア層情報を表示
GPUオーバードローをデバッグ
非短形クリップ操作をデバッグ
4x MSAAを適用
HWオーバーレイを無効

監視

厳格モードを有効にする
CPU使用状況を表示
GPUレンダリングのプロフィール
OpenGLトレースを有効化

アプリ

アクティビティを保持しない
バックグラウンドプロセスの上限
すべてのANRを表示

普段、そんなに触ることのない項目ばかりですが、いくつか確認しておきたい項目を書いておきます。上記の紫文字の項目です。

プロセスの統計情報

まず、プロセスの統計情報では、どのアプリがどの程度メモリを使用しているか確認できます。スマホの操作感が鈍くなった時や画面表示が固まる時などに確認して、メモリ使用率の多いアプリを終了させてみるのもいいかも知れません。

※Google Play開発者アプリは終了させてしまうと不具合が起きますので、触らないようにしましょう。

ウィンドウアニメスケール

この項目を変更すると、ウィンドウアニメーションの再生速度が変わります。ブラウザの設定画面や、設定変更の確認画面を表示させる時などの再生速度です。値が小さいほど速くなりますので、x0.5もしくはアニメーションオフに設定すれば、速く表示できます。下画像の画面を表示させる時もウィンドウアニメーションです。

トランジスションアニメーションスケール

この項目を変更すると、トランジスションアニメーションの速度が変わります。アプリを起動する時や戻るをタップした時などの画面遷移アニメーションの再生速度です。値が小さいほど速くなりますので、x0.5もしくはアニメーションオフに設定すれば、速く表示できます。

Animator再生時間スケール

この項目を変更すると、Animator再生時間の速度が変わります。アニメーションを表示する際の再生速度を設定できます。分かりやすい確認方法としては、ブラウザの設定画面を表示した時に、文字が現れるアニメーションを見るとよく分かります。x0.5もしくはアニメーションオフに設定すれば、速く表示できます。

GPUレンダリングを使用

2D描画にGPUを使用する設定です。画像処理はGPUに任せた方がいいですが、CPUに比べてGPUはバッテリーを多く消耗します。しかし、スペックの低いCPUを搭載している機種ならば、GPUに画像処理を任せることで、それ以外の処理にリソースを割り当てできることになります。その結果、総合的に快適になるケースがあるかも知れません。

HWオーバーレイを無効

ハードウェアオーバーレイ有効の方が低い処理能力で画面表示できます。ハードウェアオーバーレイによってレンダリングは最適化されるようになっています。この項目について海外サイトで調べましたが、「無効にするとスクロールが明らかに速くなった」などの意見がある一方で、「システム統合やHWビデオデコードのデバッグにのみ役立つので触らない方が良い」と言う意見もあります。基本的にこのような項目は、技術的な仕組みや詳細が分かる人でない限り、デフォルトの設定が無難です。

アクティビティを保持しない

ユーザーが離れたアクティビティがすぐに破棄されるように設定できます。フリーズ、強制終了、再起動が発生する可能性がありますので設定する必要はないです。
開発者が、OSのメモリ不足など何らかの理由でアプリが強制終了したと言う動作を確認テストする場合に役立つようです。

バックグラウンドプロセスの上限

バックグラウンドプロセスの上限を設定できます。プロセスの上限は4まで設定可能。バックグラウンドプロセスを使用しないにすると、特定のアプリではバグが発生する可能性もあります。どうしても制限したい場合は4から試した方がいいです。この項目もデフォルトの設定である標準にしておいた方が無難です。

開発者向けオプションの項目はAndroidバージョンによって異なりますので、Developerユーザーガイドを参考にしてください。


何か不具合が発生した時の対処法

開発者オプション自体をオフにして、端末を再起動しましょう。各種設定変更がメモリに記憶されていると、開発者オプション自体をオフにしても治らないケースがあります。そんな時は再起動することでメモリキャッシュがクリアされますので、基本的にPCもスマホも何か不具合があった場合はまずは再起動です。

まとめ

上記で挙げた項目以外でも、

レイアウトの境界を表示
タップを表示
ポインタの表示
CPU使用状況を表示

などスマホの画面上で視覚的に確認できるようになります。

私はアニメーション関連だけを全てオフにしています。パッと表示される方が好みなので。

その辺りはご自身の好みで設定してみてください。

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