Windows7のイメージバックアップを取る方法と復元方法を解説

   2021/01/22

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Windows7のサポートが2020年1月14日で終了します。(Microsoft.com)

もうあまり日数は残っていませんね。サポート終了後でもWindows7を使えないことはないですが、セキュリティ更新プログラムやその他の更新プログラムが提供されなくなるので、Windows7をそのまま使い続けることは「ウイルスやマルウェア、フィッシング詐欺」などのリスクにさらされることになります。

企業などもWindows10への移行が進んでいますし、いずれにせよWindows10へのアップグレードは避けて通れないかなと思います。

ただし、Windows10の仕様や不具合関係の情報を見ていると、ほぼ完成されたと言ってもいいOSのWindows7から離れるのはまさに後ろ髪を引かれる想いでもあります。

仮にWindows10へアップグレードして不具合が発生した時の為に、Windows7をまるごとイメージバックアップして以前の環境に復元できるようにしておきたいですね。

と言うことで今回はWindows7のイメージバックアップの方法と復元方法を書いておきます。




イメージバックアップの手順

Windows7のイメージバックアップはWindows7の機能で用意されています。

「コントロールパネル」を開いて「システムとセキュリティ」を選択し「バックアップの作成」と進みます。

画面右メニューにある「システムイメージの作成」を選択。

バッアップの保存先を選んで「次へ」を選択。※バックアップの保存先はCドライブで使用している容量が必要。

システムにチェックが入っているのでそのまま「次へ」を選択。

「バックアップの開始」を選択します。容量によっては時間がかかるかも知れません。

保存先を確認すると「WindowsImageBackup」と言うフォルダが作成されています。

システム修復ディスクの作成

イメージバックアップを復元するには、システム修復ディスクが必要です。

まずはシステム修復ディスクを作成します。

先ほどと同じく「コントロールパネル」を開いて「システムとセキュリティ」を選択し「バックアップの作成」と進んで画面右メニューにある「システム修復ディスクの作成」を選択。

CD/DVDドライブに空のDVD-Rなどを挿入して「ディスクの作成」を選択します。USBメモリーでも問題ありません。

以上でシステム修復ディスクの作成は完了です。

参考リンク:システムの修復ディスクを作成する(Microsoft.com)



イメージファイルの復元方法

上記で作成したシステム修復ディスクをCD/DVDドライブに挿入します。USBメモリーの場合はUSBメモリーを接続します。

PCを再起動します。再起動中にキーボードのF8を「ポンポン」と連続で押しているとブートオプション画面になります。※ブートオプションの起動方法はマザーボードのメーカーによって異なります。

ブートオプション画面が表示されたらCD/DVDドライブを選択してEnterキーを押します。USBメモリーの場合はUSBメモリーを選択します。

Windows File Systemがローディングされるのでしばらく待ちます。

言語が日本語、キーボード入力方式がMicrosoft IEMになっているのを確認して「次へ」を選択。

次の画面では修復用のWindows7オペレーティングシステムが表示されます。一覧に表示されない場合は「ドライバーの読み込み」を選択して一覧に表示させます。この画面で「以前に作成したシステムイメージを使用して、コンピューターを復元します」を選択してもOKです。一覧に表示されているのを確認したら「次へ」を選択します。

システム回復オプション画面になりますので、「システムイメージの回復」を選択して画面の指示に従います。

再起動後、システムイメージ構築を待って無事再起動できたらイメージファイルの復元は完了です。



システムの復元について

上記のシステム修復ディスクを使うと他にも「システムの復元」を使う回復オプションが用意されているので、PCが起動しなくなったり、フリーズしたりして最悪システムが破損した場合でも以前の環境に戻すことができます。

「システムの復元」はコントロールパネルから「システム」を選択し、画面右メニューにある「システムの詳細設定」と進みます。

システムのプロパティ画面になりますので、上部メニューから「システムの保護」を選択し、Cドライブを有効にしておきます。

普段はこのシステム保護の画面からシステムの復元が可能ですが、OSが全く起動しない時などは先ほどのシステム修復ディスクを使い回復オプションで「システムの復元」を選ぶと言うわけです。

余談ですが、私は過去に市販ソフトでイメージバックアップを取っていたのですが、上手く復元できずにお手上げ状態になったことがありました。その時に最後の砦として救われたのがこの「システムの復元」でした。任意のタイミングでシステム復元ファイルを作成できるので、そう言ったリスクに備える意味でも忘れずに設定しておきたい項目です。

参考リンク:PCをバックアップおよび復元する(Microsoft.com)

あとがき

Windows7とサヨナラするのは本当に名残惜しいと思うくらい使い慣れたOSだったので、不具合などを考慮しWindows10にはまだ移行できていません。

結構同じ気持ちの人はいるはずです。

なので来るべき日の為に「Windows7の環境」をバックアップしてから実行したいですね。

Windows10へのアップグレードが何事もなく無事に終わることを祈るのみです。

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