PS4「SEKIRO」をプレイして感じた高難易度アクションゲームの魅力

   2020/02/07

日本ゲーム大賞2019優秀賞、The Game Awards 2019 GAME OF THE YEAR賞などを受賞したPS4アクションゲーム「SEKIRO」。

SEKIROはフロムソフトウェアが手掛ける2019年の作品だ。フロムソフトウェアと言えば、過去作品に「デモンズソウル」「ダークソウルシリーズ」「Bloodborne」などがある。

フロムソフトウェアのゲームは「何回もゲームオーバーを重ねながら少しずつクリアしていく」と言った感じの作品が多い。しかし、気がつけば時間を忘れてどっぷりハマってしまう中毒性も兼ね備えている。「デモンズソウル」「ダークソウルシリーズ」「Bloodborne」と言った過去作品もアクションゲームの苦手な人にとっては非常に難しいと感じるだろう。

ではなぜSEKIROがここまで全世界のプレイヤーに評価されているのか?

まず、SEKIROが評価される理由として、日本を舞台とした「和の美」に魅了される人が多いからだと思う。

城、神社、寺、紅葉、月、ススキなど日本の情緒が凝縮されたグラフィックは美しいの一言。海外の人達にとっては「日本と言えば?」と聞かれてイメージするサムライの世界を堪能できることになる。

また、主人公が「忍」と言う設定上、素早いアクションとステルス要素が合わさり、スピーディーかつダイナミックな展開も相まってジャパニーズニンジャがゲームを通して体感できるのだ。

高難易度アクションゲームと言うこともあり、何回もリトライしなければコツを掴めないのでそれがストレス要因になるかも知れない。しかし、そのストレスは強敵を倒すことでいとも簡単に解消される。

何度も挑戦してようやく倒せたり、残りHPギリギリの際どいところで倒した時、緊張と緩和の効果もあり最高に気持ち良いのだ。

SEKIROの戦闘システムのひとつである「弾き」も面白い。タイミングよく敵の攻撃をガードして弾くことにより敵の体幹を削っていくというこのシステムは、デモンズソウルやダークソウルシリーズであった「パリィ」に似てはいるが非なるものだ。パリィは成功すると致命的なダメージを与えることができた。しかし、SEKIROでは何度も「弾き」を成功させて体幹を削った後にようやく倒せるシステムになっている。※雑魚敵は除く

1人のボス戦において何度も弾きを繰り返す必要がある=反射神経、動体視力、タイミングが要求される

となり、高難易度だが「絶対倒せない」と思うような敵でも「プレイしているといつの間にか倒せるようになっている」のがSEKIROの魅力のひとつでもある。

「プレイヤーがコントローラーを投げ出しPS4の電源を切る」までは想定内で「途中でゲームを売りに行く」まではさせないギリギリのところを上手く攻めていると感じた。このバランスも非常に秀逸。

海外の人達がプレイしている動画はリアクションを見ているだけでも面白い。

私は過去にデモンズソウルとダークソウルシリーズはクリアしたが、ブラッドボーンだけは途中でやる気が起きなくなって放置したままだ。ブラッドボーンだけは何故か忍耐が続かずすぐに飽きてしまった。

SEKIROが発売されているのを知ってプレイしたが、フロムソフトウェアの作品の中ではダントツで面白かった。

話は変わるが、高難易度アクションゲームと言えば今は亡きクローバースタジオが手掛けたPS2の隠れ名作をご存知だろうか?

クローバースタジオでピンときた人にはもうお分かりだろう。そうゴッドハンドだ。

私がプレイしたゲームの中でも、あんなに完成された高難易度アクションゲームは他にない。

ゴッドハンドを初見プレイした人は必ず最初の雑魚敵すら倒せなかったはずだ。

銃や刀剣類を使わず、ガードと言う概念のない素手アクションと言うのが斬新すぎてどっぷりハマった作品である。

主人公にはガードと言う概念がないにも関わらず敵は容赦なくガードを多用してくると言う清々しいまでの理不尽さ。しかしそこは上手くできており、SEKIROが敵の攻撃を「弾く」のに対しゴッドハンドでは敵のガードを「崩す」ことが肝になってくる。

今でもPS2を引っ張り出してきてプレイすることがあるくらいだ。

ちなみに難易度ハードはクリア済みだが、残念ながら今だに「ハー貼り」いわゆる「難易度ハード+背中に貼り紙を残したままクリア」はできていない。ハードでもとにかく難しいのだ。登場する個性的なキャラクターや1本道で敵を倒しながらクリアしていくと言う分かりやすいアクションゲームなので未プレイの人は今からでも挑戦してみて欲しい。

2006年の作品だが今プレイしてもハマる人にはハマると思う。参考に動画を貼っておく。

ゴッドハンドを手掛けたクローバースタジオは他にも日本を舞台にしたネイチャーアドベンチャーゲーム「大神」を世に送り出している。全てが斬新で面白いゲームを提供していただけに解散したのが非常に残念。

このようにゲームと言うのは難しければ難しいほど記憶に残る。

クリアした時の達成感は、全国を回ってようやく手に入れたアンティークのように記憶のコレクションとして刻まれるのだ。

最後にSEKIROをプレイしたことがない人にこう伝えたい。

「恐れるなかれ、幾度倒れようとも最後に立っているのは貴方だ」

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