スイッチボットとアレクサを連携して家中のリモコンを音声で操作する方法

   2021/08/19

この記事のURLをコピーする

少し前にAmazonで、SwichBot(スイッチボット)ハブミニEcho Dot (エコードット)with アレクサを購入しました。

この2つのスマートデバイスがあると、家にある複数の赤外線リモコンをアレクサに話かけることで操作できるようになります。

通常はエアコン、テレビ、ルームライト、ブルーレイレコーダーなど、リモコンが複数あるとそれぞれのリモコンを手に取り操作する必要があります。

また、リモコンを一か所にまとめて置いていない場合などには、目的のリモコンをどこに置いたのか忘れて探す場面もあります。

このような煩わしい動作をすべてアレクサに話しかけることによって操作できるとなると驚くほど快適です。

私は夜中にトイレで起きた時に、暗闇でルームライトのリモコンを探すのが面倒で、どうにかこの問題を解決したいと思っていました。

そこで、家にある複数のリモコンを全てアレクサでコントロールできるようにしました。

今回は、スイッチボットとアレクサを使って家にある複数の赤外線リモコンをコントロールする手順を書いておきます。




事前に用意するもの

  • SwichBot(スイッチボット)ハブミニ
  • アレクサ(スマートスピーカー)
  • スマートフォン
  • Wi-Fi環境が必要

SwichBot(スイッチボット)ハブミニはリモコンを登録して専用アプリで操作できるデバイスです。先にSwichBot(スイッチボット)ハブミニにリモコンを登録して、アレクサと連携させることにより、音声でリモコンをコントロールできるようになります。

スイッチボットハブミニの付属品は、本体、USBケーブル、クイックスタートガイド、固定用の粘着テープとなっています。電源はUSBから取れます。

Echo Dot 第3世代スマートスピーカー(アレクサ)の付属品は、本体、AC電源、取り扱い説明書となっています。

スイッチボットアプリとアレクサアプリをインストールする必要があるのでスマホとセットアップ時にWi-Fiも必要になります。

SwichBot(スイッチボット)ハブミニとEcho Dot (エコードット)第3世代 アレクサがセットになってAmazonで販売されています。それぞれを単体で買うより約3,000円ほど安く買えますのでお得です。※2020/06/25現時点

SwichBot(スイッチボット)アカウントを作成する

SwichBot(スイッチボット)のデバイスを使うにはアカウントが必要です。まずはSwichBotアカウントを作成します。

公式ストアから専用アプリをダウンロードします。

SwitchBot

SwitchBot
開発元:wonderlabs, Incorporated
無料
posted withアプリーチ

インストールしてアプリを起動します。

Bluetoothをオンにして位置情報へのアクセスを「許可」します。

左上にある メニューをタップします。

スイッチボットはアカウントが必要なので新規登録する為に、まずはログインをタップします。

「アカウントをお持ちでない?」にある登録をタップします。

任意のメールアドレスとパスワードを入力して登録をタップします。

登録したメールアドレスに認証コードが送られてきますので入力します。

認証コードを入力したら確認をタップしてアカウント作成は完了です。

スイッチボットハブミニをWi-Fiに接続する

次にアプリ画面のデバイスのタイプでハブミニをタップします。

画面の指示に従ってスイッチボットハブミニの本体にあるボタンを長押ししてランプが点滅したら次へをタップします。

スイッチボットハブミニをWi-Fiに接続する為に、Wi-FiのSSIDとパスワードを入力します。SSIDは矢印をタップすると表示されますので、ご自身がご家庭で使われているSSIDを選択します。Wi-Fiパスワードは無線LAN本体の裏面などに「暗号化キー」などと表記されていますのでそれを入力します。

SSIDが表示されない場合

SSIDが表示されない場合は、無線LANルーターを再起動します。また、SSID隠ぺい機能などをご自身で設定している場合はオフにしないと表示されません。MACアドレスフィルタリングもSwichBotハブミニのアドレスを追加しないと接続はできません。特別な設定をしていなくて無線LANルーターを再起動してもSSIDが表示されない場合は、SwichBot ハブミニを無線LANルーターの近くに置いて試してみましょう。

Wi-FiのSSIDとパスワードを入力できたら確認をタップします。

SwichBot ハブミニがWi-Fiに接続されると下のような画面になります。

スイッチボットハブミニにリモコンを登録する

続いて、スイッチボットハブミニにリモコンを登録していきます。

先ほど追加したデバイスをタップします。

「新しいデバイスを追加する」をタップします。

登録したいリモコンを選びます。

例としてエアコンをタップします。

画面の指示に従って「スマートラーニング」をタップしてからスイッチボットハブミニ本体にリモコンを向けます。

すると下のようなエアコンの設定画面になりますので、それぞれの機能をタップしたら正常にエアコンが操作できるかを確認します。応答が正しい場合は保存します。機能をひとつづつ確認したい場合は次へをタップして確認します。

あとは任意で名前を入力して確認をタップするとスイッチボットミニハブへのリモコン登録は完了です。以降はアプリでもリモコンが操作できます。

スイッチボットアプリのスケジュール機能

スイッチボットアプリではスケジュールも登録できます。「スケジュール」をタップします。

追加アイコンをタップします。

時間と曜日を選択して実行の項目をタップします。

追加アイコンをタップします。

スケジュールを登録したいリモコンを選択してタップします。

スケジュールしたい機能のボタンをタップします。

赤外線コントロール信号の遅延時間を任意で設定して右上にある マークをタップします。

スケジュールが登録されます。スケジュールを取り消したい場合は×をタップすると取り消しできます。

アレクサのセットアップ

アレクサを単体で使えるようにアレクサアプリで初期設定を済ませます。

まずは、アレクサアプリを公式ストアからダウンロードします。

Amazon Alexa

Amazon Alexa
開発元:AMZN Mobile LLC
無料
posted withアプリーチ

アレクサアプリを起動してAmazonアカウントでログインします。

画面の指示に従ってセットアップしていきます。

ここでは連絡先のセットアップは「後で」をタップします。

電話番号のセットアップも「スキップ」をタップします。

「完了」が表示されるまで「次へ」をタップします。

「完了」をタップします。

アレクサアプリのホーム画面になりますので、左上のメニューをタップします。

「デバイスを追加」をタップします。

「Amazon Echo」をタップします。

「Echo Dot」をタップします。※ここでは購入したアレクサのタイプを選択します。

次の画面ではEcho Dotが電源に接続されているかの確認画面になります。アレクサの電源を入れると、本体ランプが青く光った後にセットアップのアナウンスが流れて、本体ランプがオレンジ色に光ります。それを確認してから「はい」をタップします。

位置情報へのアクセス画面で「許可」をタップします。

Echoデバイスが検出されますので、検出されたEchoデバイスをタップします。

Wi-Fiネットワークの選択画面になります。まずはEchoデバイスとスマホをWi-Fi接続します。

Amazon-〇〇〇と表示されているWi-FiのSSID(無線LANアクセスポイントの識別名)をタップすると自動で接続されます。表示されない場合は、スマホの設定にあるWi-Fi設定の画面を確認します。

スマホのWi-Fi設定画面に表示されているAmazonのSSIDをタップすると自動で接続されアナウンスが流れます。

EchoデバイスとスマホがWi-Fi接続された場合は、スマホの「保存済みネットワーク」にAmazonのSSIDが表示されています。確認方法はスマホの設定 → Wi-Fi → 詳細設定 → 保存済みネットワークから確認できます。

次に、Echoデバイスと直接接続するWi-Fiをセットアップします。いつも使用しているWi-FiのSSIDを選択してタップします。

Wi-Fiの接続について

Wi-Fiの電波には2.4GHz帯と5GHz帯があります。正式にはIEEE(アイトリプルイー).802.11と言う規格の中でアルファベットで分かれています。SSIDでもこの二つの周波数帯は最後のアルファベットで識別できるようになっています。2.4GHz帯は「xxxxx-g」5GHz帯は「xxxxx-a」と表示されます。2.4GHz帯は、壁などの障害物に強く、Bluetoothなどの電波干渉に弱いと言う特徴があります。逆に5GHz帯は、障害物に弱く電波干渉に強いと言う特徴があります。よって接続しようとしているデバイス間に障害物がある場合は2.4GHz帯を使い、Bluetooth接続している機器がたくさんある場合は5GHz帯を使うと言うように使い分ける方法もあります。Echo Dotはどちらの周波数帯にも対応していますので、2.4GHz帯で上手く接続できない場合は5GHz帯を試してみてください。

【Wi-Fi】無線LANの基礎知識を覚えて快適なネットワーク環境を手に入れよう

SSIDとパスワードを入力できたら「接続」をタップします。Wi-Fiパスワードは無線LAN本体の裏面などに「暗号化キー」などと表記されていますのでそれを入力します。

EchoデバイスとWi-Fiが接続されたら「次へ」をタップします。

これでアレクサのセットアップは終了です。この画面以降は任意でチュートリアルを見てください。必要ない場合はスキップして「ホームに戻る」をタップします。また、Wi-Fiは普段使用しているSSIDに変更しても問題ありません。

スイッチボットハブミニとアレクサを連携させる

SwichBot ハブミニに登録したリモコンをアレクサで操作するには二つのデバイスを連携させる必要があります。

アレクサアプリのホーム画面にある左上の メニューをタップします。

「スキル・ゲーム」をタップします。

検索アイコンをタップして「スイッチボット」と入力します。

スイッチボットをタップします。

「有効にして使用する」をタップします。

SwichBotアカウントでログインします。

AlexaにSwichBotアカウントがリンクされますので「閉じる」をタップします。

「端末を検出」をタップします。

しばらく待ちます。

デバイスが見つからなかった場合は「接続に関するヘルプ」をタップします。

「接続デバイスを確認」のリンクをタップします。

デバイスが追加されています。

アレクサでリモコンをコントールする

アレクサとスイッチボットハブミニの連携が完了すると、あとはアレクサに話かけてリモコンをコントロールできます。

初めにスイッチボットアプリでセットアップしたリモコンの機能がコントロールできます。

例えばエアコンの場合だと、「アレクサ、エアコンつけて」「アレクサ、エアコン消して」「アレクサ、エアコンの温度下げて」などです。

アレクサでリモコンを操作する場合、追加したデバイスに表示されている名前がアレクサに認識されます。アプリの下部メニューにある「デバイス」をタップして「すべてのデバイス」から追加したデバイスの名前を変更することもできます。

追加されたデバイスをタップすると下のような画面になりますので「名前の編集」からアレクサに話かける際の名前を変更できます。

2つのデバイスを使ってみての感想

スイッチボットハブミニに関しては、アプリのレヴューを見ていると、アプリを起動して操作するまでのタップ数が多く面倒と言う意見があります。

確かにスイッチボットアプリにリモコンを統一できるとは言え、タップ数が多いとリモコンを手にとって操作する方が早いかも知れません。

あと、スイッチボットアプリにデフォルトで登録されているメーカーのセットアップでは、細かい機能が未対応のものもあります。

私自身は、はじめからリモコンをアプリで操作するつもりはなく、アレクサで操作するのが目的だったことと、大まかな操作ができれば良かったので特に不満はありません。

リモコンを統一できてなおかつ声で操作できるのはやっぱり快適です。スイッチボットはアレクサと連携することで本領を発揮するスマートデバイスだと感じました。

ちなみにスイッチボットアプリの権限に位置情報がありますが、これは温湿度計のアラーム機能を使う場合に必要だそうです。なので私はオフにしています。
参考:SwitchBotアプリは、なぜiOSデバイスの位置情報許可が必要ですか?

今さらながらEcho Dot (エコードット)第3世代のアレクサを使ってみたのですが、主にリモコン操作とプライムミュージックで作業用のBGMを流したりしています。

Echo Dot (エコードット)第3世代は超小型のスピーカーで、価格もEchoシリーズの中では一番安いモデルです。音がこもる感じは否めませんが、寝る時のちょっとしたBGMや作業用BGMなどには許容できる範囲かなと言う感じです。

デメリットを挙げるとすれば洋楽を聴きたい時です。曲名などはネイティブな発音でないと全く認識されません・・その場合は少し面倒ですがアレクサアプリで曲を指定してEcho Dotで聴いています。

スマートデバイスに興味がある方にとって、この2つのデバイスは入門的なデバイスだと感じました。

特におおまかなリモコン操作を音声でしたい方にはおすすめの組み合わせです。個人的にはこれで夜中にトレイで起きた時にリモコンを探す手間が省けて快適になりました。気になった方は試してみて下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連記事