「Windowsのシステムは破損しました」の画面が出た時に閉じる方法
インターネットでウェブを閲覧していると、突然「Windowsのシステムは破損しました」「お使いのPCはウイルスに感染しています」と言った画面が表示されることがあります。
これはインターネット閲覧者の不安を煽り、最終的にPCに害のあるソフトや目的の商品を購入させようとする詐欺広告(悪質なアドウェア)です。
この画面が出ても慌てる必要はありません。
ただし、ブラウザの閉じるボタンを押しても画面を閉じれないので困っている方も多いと思います。
今回はこのような画面が表示された時に、画面を閉じる方法を書いておきます。
詐欺警告画面の消し方
タスクマネージャーのプロセスから強制的に終了させます。
キーボードでCtrl + Shift + Escを同時押しするとタスクマネージャーが起動します。
実行されているアプリケーションが表示されます。
この画面でタスクを終了させてもいいのですが、Internet Explorerを使っている場合、「このプログラムは応答していません。」と表示される場合があります。
これが表示されるのも面倒なので、プロセス画面からタスクを強制終了させます。
上部のプロセスをクリックすると、今起動しているプロセスが一覧で表示されます。その中から、
- ・iexplore.exe
- ・iexplore.exe *32
を探します。
見つかったらその上で右クリックすると、タスクの終了と言う項目がありますのでクリックします。
確認画面でプロセスの終了をクリックします。
これで詐欺警告画面は消えます。
いくつもiexplore.exe *32が表示されている場合はiexplore.exeを終了させます。
最初からiexplore.exeを終了させると間違いないのですが、開いていた他のページも終了させることになります。
タスクマネージャーの注意点
タスクマネージャーはシステムやユーザーインターフェースに関連するプロセスも表示されていますので、間違いなくiexplore.exeもしくはiexplore.exe *32であるかをよく確認してプロセスを終了させて下さい。
間違ってシステムプロセスを終了させると不具合が発生し、強制的にPCをシャットダウンしなければならない可能性もあります。
PCの強制シャットダウンはできる限り避けたいところです。
その他の対策
Google Chromeで同じURLにアクセスして詐欺警告画面が表示されるか試しましたが、事前にブロックされて表示されませんでした。
やっぱりこの辺りのセキュリティに関してはGoogle Chromeは強いです。
どうしてもIEを使う場合は、インターネットオプションのセキュリティゾーンを中高もしくは高にして、保護モードを有効にし、更に拡張保護モードも有効にしてブラウザのセキュリティを高めた方がいいです。
拡張保護モードについてはMicrosoft IE Blog 拡張保護モードに詳しく書いてあります。※ただし、セキュリティゾーンを高にすると見れなくなるサイトもあります。また、拡張保護モードをオンにすると、使用しているアドオンの互換性により正常に動作しない場合もあります。その辺りはご自身で試行錯誤してみてください。