【Android】スマホのGPS(位置情報)を簡単に変更できる「Fake GPS」アプリの使い方
スマホのGPS機能は便利な反面、アプリによっては常にGPS機能をオンにしておかないといけないアプリもあります。
例えば、子供の防犯サービスや防犯アプリなどでは、子供に持たせた端末のGPS(位置情報)機能を使って、本人の現在地や経路を家族が把握する為に必要となります。
また、ナビアプリではルート案内に必要となりますし、お天気アプリでも現在地の気象情報を確認するのに必要となります。
これらは、アプリを使う際に「自らが位置情報を必要とする旨を同意した上」で使用します。
一方、企業のマーケティングや位置情報の統計データなどで使われる位置情報がどのような目的で使用されているのかを確認したい場合は、アプリをダウンロードする際に利用規約やプライバシーポリシーをしっかり読んでおくことが大事です。
また、個人情報保護法により、基本的には位置情報から個人を特定することはできません。しかし、決済アプリなどで個人情報を位置情報と紐付けるのに自ら同意してアプリを利用している場合や、その人の行動パターンからある程度個人を特定できる場合などは例外です。
この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
一 当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等(文書、図画若しくは電磁的記録(電磁的方式(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式をいう。次項第二号において同じ。)で作られる記録をいう。第十八条第二項において同じ。)に記載され、若しくは記録され、又は音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項(個人識別符号を除く。)をいう。以下同じ。)により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)
二 個人識別符号が含まれるもの
個人情報やプライバシーに関しては長くなるので以降は省略します。
前置きが長くなりましたが、そもそも位置情報を把握されたくない人にとってはGPS機能がプライバシーリスクになる場面もありえます。
そんな時に便利なのが、GPS(位置情報)を変更してくれるアプリ「Fake GPS」です。
Fake GPSはとにかくシンプルで軽量かつ使いやすいアプリです。今回はFake GPSの使い方を解説します。
Fake GPSのダウンロードとインストール
Fake GPSはAndroid版のみとなります。
下のリンクからダウンロードできます。

Fake GPSの使い方
使い方はいたって簡単です。
アプリを起動すると、あらかじめGPS機能をオンにしている場合は、現在のGPS(位置情報)がマップにアイコンで表示されます。
その状態で、任意の位置に指でマップを動かした後、画面右下の再生ボタンをタップします。
たったこれだけで位置情報を変更することができます。スマホの通知バーにはFake GPSのアイコンが表示されます。通知バーを確認すると、変更したGPS(位置情報)の緯度と経度が表示されています。
Fake GPSを一時停止したい場合は、通知バーから「Pause」をタップします。アプリ画面でも左下の一時停止アイコンから停止することができます。
GPSを変更できているか確認する
GPS(位置情報)がきちんと変更できているかを確認するには、GPS(位置情報)が必要なアプリを起動して確認します。
試しにGPS(位置情報)を東京タワー付近に設定して確認してみます。
お天気アプリで確認すると「芝公園」と表示されています。
Google Mpaで確認すると、現在地はきちんと東京タワー付近になっています。
Fake GPSを使う時の注意点
当然ながら、本来の正確な位置情報が必要なアプリを使う時は、Fake GPSを一時停止する必要があります。(※アプリで何かを登録する時や契約する時、WiFi関連のアプリなど)
あとがき
そもそもGPS機能が必要なアプリは多いですし、正確な位置情報を必要とするならばこのアプリは不要です。
スマホの位置情報を常に把握されているのが精神的に嫌な人や、なんらかの理由で位置情報がバレたくないのであれば自己責任で使ってみてください(笑)
「こういうアプリもあるよ」ってな記事でした。