住信SBIネット銀行が「PayPay」へのチャージ機能を提供開始
私も利用している住信SBIネット銀行が、遂にQRコード決済の「PayPay」へチャージできるようになりました。2019年1月31日のプレリリースで発表されています。
QRコード決済は、各提供元が還元キャンペーンを実地しています。しかし、お得なキャンペーンがあっても、チャージ方法によっては対応している銀行口座を持っていなかったり、対応クレジットカードを持っていないと使いたくても使えません。
現在「PayPay残高」へのチャージ方法は以下の通り。
- 銀行口座
- ヤフーカード
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
- 現金(セブン銀行ATM)
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
誰でも気軽にチャージできる点では銀行口座もしくは現金となりますが、以前は対応する銀行口座になぜか住信SBIネット銀行がありませんでした。
私は楽天Edyか楽天Payを使うことが多いのですが、この度「住信SBIネット銀行」がPayPayへのチャージに対応したのでPayPayを使う機会が増えそうです。
また、PayPayへの接続に「Money Tap」の接続を利用するとのことです。
なお、このたびの接続は「Money Tap」(提供:マネータップ株式会社※)のシステムを利用した初めての接続となります。住信SBIネット銀行は今後、他のキャッシュレス決済事業者とも「Money Tap」のシステムを利用した接続を予定しております。
※ マネータップ株式会社は、分散台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology)を活用したスマートフォン向け送金アプリMoney Tap事業、ならびにDLTを活用した次世代金融インフラの構築を行っており、このたびはMoney Tapの基盤技術をインフラとして活用した取り組みとなります。
「Money Tap」の会社自体は設立が2019年3月19日と比較的新しい会社のようですが、次世代金融インフラを活用した、送金、決済アプリも提供しているようです。

Money Tapは『24時間・365日』 銀行口座から銀行口座へ直接送金、即着金を実現したアプリで、現在の対応銀行口座は住信SBIネット銀行とスルガ銀行になっています。今後、対応銀行は順次追加していくみたいです。
色々な口座に用途別で資金管理している場合などに便利そうなアプリですね。
銀行口座がMoney Tapに対応していれば、アプリだけで365日24時間いつでも異なる銀行口座間送金が可能、しかも即着金と言うのは魅力的です。
携帯電話番号やQRコードによる送金も可能なので、「支店名に口座番号、名義人を入力して・・」と言う手間がかかりません。
また、現状のネットバンキングでも異なる銀行口座間の場合、振込は翌営業日に着金のところも多いです。なのですぐに口座に資金が必要な時は困ります。即着金はそういった場面でも活躍しそうです。使う場面が限られるのは否めませんが・・
手数料については、今のところ住信SBIネット銀行とスルガ銀行は同行、他行宛てともに無料となっています。
こう言ったフィンテックを駆使したタイムボーダーレス化とスマートペイメントとの連携が進む中、お世辞にも利便性が良いとは言えない地方銀行などはますます厳しい時代になるのではないでしょうか。
地方銀行の場合、土日祭日はATM稼働時間が短く、銀行によっては手数料も取られます。急な出費の際には、仕方なくコンビニの提携ATMを利用する人も少なくないはずです。
ただ、田舎の場合、指定された地方銀行しか給与振込ができない会社が多いのも事実です。なので、どうしても不便に感じることは多いです。
それなら始めからネットバンクで365日24時間利用できるようにしておいた方が良いとなります。コンビニの24時間営業が続く限りは急ぎの時でも対応ATMで現金をおろせますからね。
個人的には今回のような次世代技術を駆使したサービスは見ていて面白いですね。今度の発展に期待です。