車載ホルダーは自動でスマホを固定するタイプがおすすめです

 

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カー用品に行くと色んなタイプのスマートフォンホルダーが販売されていますね。

エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプや、ダッシュボードに取り付けるタイプなど。

車の中にちょっとした小物入れが標準装備されていなかったりすると、スマホの置き場所に困ります。

例えば、バッグなどに入れておくといざ電話がかかってきた時に車を停めて取り出す必要があります。運転時はBluetoothイヤホンを使っている方も多いと思いますが、車載ホルダーがあればスマホ画面を確認してからそのまま通話が可能なので実際に便利です。

最近は、スマートフォンを近づけると自動開閉してスマホを固定するタイプの車載ホルダーが販売されています。今回は自動開閉タイプの車載ホルダーを買ってみたのでレヴューします。




自動タイプと手動タイプの比較

車載スマートフォンホルダーには自動タイプと手動タイプがあります。

それぞれの特長は以下。

自動タイプ

  • 手動タイプよりも値段が高い
  • 自動開閉なのでスマホ固定が楽
  • ワイヤレス充電(Qi)に対応したものがある
  • USBケーブルを接続する必要がある
手動タイプ

  • 安価
  • 商品によっては固定しづらいものがある
  • ホルダー部がプラスチックの場合、何も固定せずに走るとカタカタとうるさい
  • ワイヤレス充電に対応しているものは少ない

※車載ホルダーは色んなメーカーから販売されていますので、上記の特長は私が実際に使った商品の特長を独断で書いています。



手動タイプの難点

手動でもワンタッチでスマホを乗せると左右のホルダー部が開閉して固定するタイプのものがあります。

これはハッキリ言っておすすめできません。理由は走行中にスマホを乗せていない状態だとホルダー部がカタカタとうるさいからです。

下のような商品です。

これは失敗しました。ホルダー部がプスチックの為、走行中の振動がダイレクトに伝わりカタカタと音がして非常に耳触りです。買うならホルダー部が金属製などのものを買った方がいいです。

また、左右から押し込みながら固定するタイプの車載ホルダーもあります。下のような商品です。

こちらは、例えば左のホルダー部にスマホを押し込むとホルダー部のスプリングが伸縮して固定するタイプになります。ある程度ガッチリ固定はできますが、スムーズに固定できるとまではいきません。

自動タイプの車載スマートフォンホルダー

上で紹介したように、今までは手動タイプの車載ホルダーを使っていましたが、自動タイプが気になってAmazonで購入しました。

自動タイプでも様々なメーカーから販売されています。比較検討して最終的に私が購入したのは「Auckly」と言うメーカーのものです。

この車載ホルダーは以下のような特長があります。

  • 電磁誘導自動開閉センサー付き
  • ワイヤレス充電(Qi)急速充電対応
  • スーパーコンデンサー搭載、サイレントモーター搭載で給電状態でなくとも開閉可能
  • 高速放熱と15W超高速充電対応
  • シンプルながらも高級感のあるデザイン
  • 24ヶ月保証&QI認定商品

付属品は以下の通り。

  • 商品本体
  • USB Type-c ケーブル
  • エアコン吹き出し口クリップ
  • ダッシュボード用スタンド
  • 取扱説明書(日本語あり)

なぜこのメーカーのものを選んだかと言うと、まずエアコン吹き出し口とダッシュボード用の2種類を好みにより使い分けできるからです。

そして、給電状態でなくとも2~3回は本体にあるボタンを押すことで手動でも開閉できます。

USBケーブルはType-Cなので差し込む向きを考えなくていいので楽です。

あとは2年保証が付いているので何か不具合があった場合にサポートされます。原産国は中国です。

エアコン吹き出し用クリップかダッシュボード用スタンドを取り付ける

どちらかを本体背面のボール部に差し込みます。

エアコン吹き出し用クリップ

クリップは画像の赤枠部分を回すことで締まったり緩んだりするタイプですのでエアコン吹き出し口にしっかり固定できます。

ダッシュボード用スタンドを本体に取り付ける際に、かなり力を入れて押し込まないといけませんでした。最初、不良品か?と思いましたが無事取り付けることができました。おそらく個体差があるのでしょう。

ダッシュボード用スタンド

ダッシュボード用スタンドはホルダーの位置(前後)や高さ(上下)も調整できます。

前後の位置を調整する時は、先端側にあるネジを外して調整します。

上下の位置を調整する時は、側面にあるネジを回して調整します。

本体に取り付けると下画像のようになります。

本体側面には押すと手動で開閉するボタンがあります。このボタンは左右に付いていてどちらからでも開閉できます。

USBケーブルで給電すると本体ランプが光ります。

このランプは本体の状態によって以下のようなライトモードがあります。

モード 指示ライト
電源を入れる からへ変わる
待機 常にく点灯
充電 常にに点灯
充電完了 ライトが消灯
異物検知 いライトが点滅
高温制御保護 いライトが点滅

異物検知について

説明書を見ると、異物検知機能によりQi非対応のスマホでも近づけるとセンサーが感知して自動開閉すると書いていましたが、残念ながら自動開閉していません。

これについて出品者に問い合わせしました。

すると英文ですが以下のような返事がありました。

dear friend
What model of mobile phone do you use
Mobile phones that do not support wireless charging are not recommended
The principle of automatic closing of the bracket is realized by using the function of “foreign body induction”
That is to say: the bracket will automatically close when it senses a mobile phone through “foreign body induction”.
I hope you know the technical details
It is recommended that you use a mobile phone with wireless charging
Thanks for your understanding.
Best wishes

訳すると、

親愛なる友人
お使いの携帯電話の機種について
ワイヤレス充電に対応していない携帯電話はお勧めできません
ブラケットが自動的に閉じる原理は、”異物誘導 “の機能を利用して実現しています。
つまり、”異物誘導 “によって携帯電話を感知すると、ブラケットが自動的に閉まるようになっています。
技術的な詳細をご存知でしょうか?
ワイヤレス充電機能付きの携帯電話を使用することをお勧めします。
ご理解いただきありがとうございます。
よろしくお願いします。

つまり、ワイヤレス充電対応のスマホを使ってくれとのこと。私のスマホは残念ながらワイヤレス充電非対応です。この商品は最初から「ワイヤレス充電対応機種」の使用が前提なのは分かっていたのですが、説明書にQi非対応でも「異物検知」が反応すると書いていたので問い合わせました。技術的に「異物検知」もワイヤレス機能を使っているのだと思います。これは私の落ち度なのでしょうがないですね。

実際使ってみた感想

ワイヤレス充電対応機種を持っていない以上、当然ながらスマホを近づけても自動開閉はしません。

しかし、ホルダーにスマホを置いて左右にあるボタンを押すことでしっかりと固定できます。なのでワイヤレス充電i非対応のスマホを使う場合は、手動で開閉できるボタンが付いているものを選ぶと良いです。

手動タイプの車載ホルダーと比べたら快適なのは言うまでもありません。

ただし、注意点もいくつかあります。

  • エアコン吹き出し口の形状によっては取り付けできないものもある
  • USB給電が必要なので車内にUSB給電できるアクセサリーがあることが前提
  • ダッシュボード用スタンドの吸盤は特殊な材質のダッシュボードには取り付けできない

エアコン吹き出し口に取り付ける場合は、必ず対応形状を確認してから購入しないと取り付けできない場合があります。これはどの車載ホルダーにも言えることです。

USB給電は車に標準搭載されていない場合、別途シガーソケットから給電するタイプのUSBソケットなどを購入する必要があります。下のようなシガーソケットです。

ダッシュボード用スタンドはスタンド底面の吸盤で取り付けるようになっています。よって、ダッシュボードの材質によっては取り付けできない場合があります。ガラス面なら問題なく取り付けできます。

左右のボタンを押した時の動作は動画を撮りましたので参考にしてください。

【あとがき】中華メーカーとマーケットプレイスの私見

Amazonでは「令和最新版」などと言った商品がマーケットプレイスでいくつも販売されています。

そして、今回のような自動開閉タイプの車載ホルダーや、その他ニッチな商品のメーカーには聞いたこともないようなメーカーが多い印象です。

しかし、このような商品は国産メーカーが開発&販売していない分野で隙間産業です。中華メーカーでも実際は便利できちんとした商品も多々あります。

中華メーカーへのネガティブな印象は、一部の粗悪な商品を販売している出品者を規制するのが難しい現状にもあります。

「サクラチェッカー」と言うツールが登場するほどAmazonには中華メーカーの販売者も多く、私もできるだけAmazonが販売・発送している商品を選ぶことが多いですが、すべての中華商品販売者がダメと決めつけるのは早計のような気がします。

実際に今回買った「Auckly」の商品を問い合わせた時に、丁寧な対応をしてくれましたし、注文保証期間を25ヵ月から60ヵ月に延長してくれました。これには私も驚きました。商品に自信があると言うことです。

にも関わず、「サクラチェッカー」で調べると、この商品のサクラ度は高く評価されています。

結局のところ、どの商品も自分で使ってみないことには評価のしようもなく、使い勝手も分からないので「他のメーカーと比較して自分なりに調べて買う」か「直感で好きなものを買う」かです。

前者が失敗することもあり、後者が買ってよかったと思えることもあるのです。

もう中国の技術はかなり進んでいますし、深圳を見ると分かるように最先端技術を持つメーカーが集まる都市になっています。

よって、過度に中華メーカーを嫌煙する時代は過ぎたのかも知れませんね。

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