お名前.comの共用サーバーを利用してワードプレスを始めるまでの手順

   2021/01/19

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追記(2019/06/06):共用サーバーSDプランは新規受付が終了し、レンタルサーバー RSプランとなりました。

WordPressに移行する際、まず最初に悩んだのがレンタルサーバーでした。ワードプレス レンタルサーバーなどで検索すると比較やお薦めサーバーを書いているサイトがヒットします。

私の場合、ドメインをお名前.comで取得しました。ならついでにレンタルサーバーもお名前.comで借りようと思い、共用サーバーSDで契約しました。

しかし、右も左も分からない状態のまま、設定方法などをいちいち検索しながらの作業でしたので、共用サーバーを契約してからワードプレスを始めるまでかなり時間がかかりました。

契約して数ヶ月が経ちましたが、これから共用サーバーを使いワードプレスを始める方の参考になればと、備忘録を兼ねて記事にしておきます。




お名前.comでドメインを取得する

まずはお名前.comのTOP画面にある検索ボックスにご希望のドメインを入力し、検索をクリックします。

入力したドメインが他に使用されておらず、取得可能な場合は、チェックボックスが空欄になっています。チェックボックスにメールアイコンがついている場合は、誰かがそのドメインを使用していてすぐには使えません。ですのですぐに取得したい場合はドメインを変えたりして再度検索し、使用できるドメインか確認します。

使用できる場合はチェックボックスにチェックして料金確認へ進むをクリック。

何年契約かはクリックすると選択できるので必要な年数を選択します。Whois情報公開代行はチェックしましょう。メールアドレスとパスワードはここで自分で決めます。入力が完了したら次へをクリック。

Whois情報公開代行とは?

簡単に言うと、ドメイン取得者の個人情報開示をサーバー管理者(ここで言うお名前.com)が代行してくれるサービスです。Whois情報公開代行をしない場合、ドメイン情報を調べるサイトなどでドメインを検索すると、自分の個人情報が開示されます。これは義務なので個人情報を開示したくない場合はWhois情報公開代行を利用します。詳しくはこちらのサイトが分かりやすいです。

 
お好きな支払い方法を選んで入力し、申し込むをクリックしたら完了です。

お名前.comのキャンペーンでドメインとレンタルサーバーを同時登録すると、1ドメインの料金が1円となります。

このキャンペーンを利用する場合は、レンタルサーバーの項目にチェックを入れるとすぐに反映されてドメイン料金が1円になります。このキャンペーンで申し込みした後は、画面指示に従ってサーバー手続きを進めてください。

登録メールの確認とドメイン情報認証

ドメイン申し込み後に、お名前.comから以下の件名でメールが届きます。

[お名前.com]Whois情報公開代行 完了通知

[お名前.com][お名前.com]ドメイン登録 完了通知

【重要】[お名前.com] ドメイン 情報認証のお願い

ドメイン情報認証はリンクが貼られていますので、忘れずにアクセスして認証を済ませます。

お名前.com共用サーバーSDを選んだ理由

私が数あるレンタルサーバーの中からお名前.comの共用サーバーSDを選んだ理由。

  • 初期費用 + 最大2ヶ月間分無料なのでコストを抑えたい初心者には最適と思えたから。
  • 支払い期間が、1ヶ月払い、6ヶ月払い、12ヶ月払い、24ヶ月払い、36ヶ月払いから選べる点。
  • 機能面や容量面などで特に問題なさそうだったから。

特に1ヶ月払いがあるのは大きいです。無料分で試してみて問題なさそうなら継続、不満なら他社に移行と気軽に選択できるのが良いです。

※1ヶ月払いの場合、無料期間を除いた3ヶ月分が最低利用期間となっていますので1ヶ月分は料金を支払うこととなります。

共用サーバーSDのプラン

お名前.com共用サーバーSDには3つのプランがあります。機能面などの必要性に応じて選択することとなります。

SDプラン比較

SD-11プラン SD-12プラン 賢威プラン
初期費用 無料 無料 18000円(税抜)
月額料金 1300円(税抜) 2600円(税抜) 1300円(税抜)
容量 200GB 400GB 200GB
データベース(MySQL) 50個 無制限 50個
独自SSL オプション提供(月額100円) 標準搭載(10個まで無料) オプション提供(月額100円)
WAF 標準搭載 標準搭載 標準搭載
迷惑メールフィルター オプション提供 標準搭載 オプション提供
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限
メールアカウント作成数 無制限 無制限 無制限
賢威 なし なし あり
WordPress簡単インストール 標準搭載 標準搭載 標準搭載
モリサワWebフォント 標準搭載 標準搭載 標準搭載
バックアップ 標準搭載 標準搭載 標準搭載
独自SSL
 
サーバーへのアクセスを暗号化し、安全に情報のやり取りができる機能。
 
マルチドメイン
 
1契約で複数ドメインの運用に対応していることです。
 
WAF
 
従来のファイアウォールで防御できなかった攻撃を検知しブロックする機能。
 
データベース(MySQL)
 
世界で最もよく利用されるオープンソースデータベースの1つ。高速で使いやすいのが特徴。

共用サーバーSDへの申し込み方法

まずはお名前.comレンタルサーバーにアクセスして、申し込みを進めていきます。TOPページのお申し込みはこちらをクリック。

お好きなプランと支払いを選択して決定をクリック。

ご希望のドメインを入力して次へをクリック。入力したドメインによっては既に誰かが使用済みと言うエラーが出ますので、その都度ドメインを変えてみてください。

※ここでは独自ドメイン、つまり自分で別途取得したドメインを使用前提に進めますので、ここで入力したドメインは使用しません。後に.onamae.jpを使うのであれば自分の希望するドメインを慎重に入力してください。

お名前.comで先にドメインを取得している場合は、はいをチェックして進めていきます。それ以外の場合はいいえにチェックして次へをクリック。

個人情報や支払い方法を入力して次へをクリック。

利用規約を読んでチェックし、お申し込みをクリックで完了です。

独自ドメインの追加方法

共用サーバーの申し込みが完了すると何通かのメールがお名前.comより届きます。

[お名前.com] 共用サーバー サーバー設定完了 .onamae.jp

と言う件名のメールが届きましたら、サーバーNaviにログインします。

左メニューにあるご利用サービス確認をクリック。

契約済みのプランが表示されますので、追加するをクリック。

追加ドメインにチェックを入れて次へをクリック。

お名前.comでドメインを登録している場合と、他社でドメインを登録している場合により選択して次へをクリック。ここではお名前.comでドメイン登録している場合とします。

お名前.comで登録したドメインを検索か全表示させます。表示されない場合は別のドメインを追加するから改めてログインし進めてください。

ネームサーバー変更を変更するにチェックを入れます。自動的に共用サーバーのネームサーバー情報に変更されます。これで独自ドメインの追加は完了です。

ネームサーバー情報

ドメイン名とIPアドレスを対応させる為の情報を持ったサーバー名のこと。いわゆるDNSです。ドメイン名とIPアドレスが結び付けられていないとサイトを表示できません。

独自ドメインの追加とネームサーバーの変更が完了すると以下の件名でメールが届きますので確認しておきます。

[お名前.com] 共用サーバー 追加ドメイン設定完了 .com

[お名前.com]ネームサーバー情報変更 完了通知 .com

ドメインNaviとサーバーNaviについて

ドメインNaviでは登録したドメインの各種設定や確認ができます。

サーバーNaviではサーバーの各種設定や確認ができます。

どちらも設定変更の際によく使いますので、ログイン画面のブックマークをお奨めします。

共用サーバーコントロールパネルのログイン方法

コントロールパネルのログイン方法は二通りあって、ログインIDとパスワードがそれぞれ違います。

サーバーNaviからコントロールパネルにログインする場合は、お名前.comのログインIDとパスワードを使います。上記にあるリンクからのログインはコントロールパネルから管理者アカウントと管理者パスワードを確認してログインします。

後者の場合は、まずサーバーNaviにログインしてご利用サービスの確認をクリック。

コントロールパネル項目のログインするをクリックで自動的にコントロールパネルに切り替わります。

コントロールパネルの管理者アカウントをクリック。

管理者アカウントと管理者パスワードが表示されますのでメモしておきます。

共用サーバーコントロールパネルでのメール設定方法

ブログのお問い合わせ用などにメールアドレスが必要な場合は、コントロールパネルからのメール設定ですぐに作成できます。

メール設定のメールアカウントをクリック。

登録しているドメインを選んで新規作成をクリック。ここでは.onamae.jpを選んでいますが、ご自分で登録したドメインももちろん選択できます。

希望するドメインを入力して確認画面へ進むをクリック。

決定をクリック。

あとはメールソフトやメールアプリにアカウントを追加して受送信できるようにすれば完了です。ここではG-mailを使ってアカウント追加方法を説明します。

Gmailでのメールアカウント追加方法

Gmailにログインします。歯車アイコンから設定をクリック。

アカウントとインポートの項目からメールアカウントを追加するをクリック。

作成したメールアドレスを入力して次へをクリック。

他のアカウントからメールを読み込むにチェックを入れ次へをクリック。

各項目を入力し、アカウントを追加をクリック。

ユーザー名:作成したメールアドレスを入力
パスワード:コントロールパネルのメールアカウントから確認して入力
POPサーバー:pop.ドメイン名(作成したメールアドレスの@より後ろ)を入力

メールアカウントが追加されますので、はいを選択して次へをクリック。

任意の名前を入力して次のステップへをクリック。

各項目を入力し、アカウントを追加をクリック。

SMTPサーバー:smtp.ドメイン名(作成したメールアドレスの@より後ろ)を入力
ユーザー名:作成したメールアドレスを入力
パスワード:コントロールパネルのメールアカウントから確認して入力


後ほどG-mailに次の件名でメールが届きますので、メールに記載されてあるリクエスト承認の為のリンクをクリックして確認すれば完了です。

Gmailからのご確認 – ~を差出人としてメールを送信します

追加したメールアカウントで送受信できるかも忘れずに確認しておきます。

ワードプレスのインストール

共用サーバーSDの場合、2通りのインストール方法があります。公式HPに画像付きで分かりやすく掲載されていますので下記リンクからそちらをご覧ください。

WordPressインストール(かんたんブログインストール)

FTP接続によるインストール

レンタルサーバー RSプラン

RSプランは従来のSDプランより高速化&安定化されており、ドメインとセットで契約することで初期費用1円から始められるコストパフォーマンスの優れたプランです。

共用サーバーSDプランの新規受付が終了し、申し込み画面では、従来のSDプランは表示されず、RSプランの申し込み画面になっています。

RSプランの特徴

RSプランは以下のような特徴があります。

  • レンタルサーバー&独自ドメインを1円で開始可能
  • 「WordPressかんたんインストール機能」と「WordPress引っ越し機能」が標準搭載
  • 24時間365日無料で電話サポート
  • 超高速&高安定性を実現


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RSプランとSDプランの比較

分かりやすく料金や機能の比較表を作成しました。容量や一番安い料金プランを考慮してSDプラン11と比較しています。

SD-11プラン NEW RSプラン
初期費用 無料 無料
月額料金 1,300円(税抜) 1,300円(税抜)
容量 200GB 200GB
データベース(MySQL) 50個 無制限
独自SSL 標準搭載(Let’s Encrypt) 標準搭載(Let’s Encrypt)
WAF 標準搭載 標準搭載
マルチドメイン 無制限 無制限
メールアカウント作成数 無制限 無制限
WordPress簡単インストール 標準搭載 標準搭載
WordPress引っ越し機能 なし 標準搭載
バックアップ 標準搭載 標準搭載(14日間無料)

以上のように、比較から見てもSDプランと同じ料金で利用できる機能も増えています。
RSプランへ申し込む

あとがき

無事ワードプレスのインストールが終われば、ログインしてめでたくワードプレスライフの始まりです。ワードプレス自体の機能や設定などは検索すればいくらでも出てきますのでそちらを参考に。

始めに一つだけ入れておいた方がいいプラグインはwp-nologin-redirectです。このプラグインはワードプレスにログインしていなければ自動的にリダイレクトされ、サイトを見られなくするプラグインです。

始めの内は、ワードプレスの各種設定や記事の移行作業、新規記事の試し書きなどがありますので管理者しか見れないようにしておけば安心です。

なにはともあれ、ワードプレスをすぐに始めれる状態まで行けばあとはなんとかなります。それなりに勉強も必要ですが楽しみながら記事を書いていきましょう。私自身もまだまだ初心者の域ですので(笑)少しでも、敷居が高いと思ってなかなか始められずにいる方の参考になれば幸いです。

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