PS4コントローラーの「L2」「R2」ボタンの反応が悪い時の対処法。分解手順の画像付き
PS4をプレイしていると各ボタンの反応が悪くなる時ってありませんか?
私の場合、「L2」ボタンの反応が悪くてゲームのチュートリアルから先に進めなくなると言う事態が起こりました。
せっかく購入したゲームがチュートリアルだけで終わるのは納得いきません。
そこで、コントローラーを分解して応急処理を施すと直りました。
「L2」「R2」ボタンに限ってはコントローラーを最後まで分解する必要はないので簡単です。
今回はPS4のコントローラーの「L2」「R2」ボタンに絞ってその修理方法をご紹介します。
目次
準備するもの
コントローラーを分解するにあたって以下のものを準備します。
- 精密ドライバー(プラス)
- 薄いヘラなど(割りばしやいらなくなったプラスチック製のカードでもOK)
- ピンセット(あれば便利。なくても可能)
- 紙の切れ端
精密ドライバーやヘラは何かを分解する時に重宝するので、持っていない場合は買っておくと便利です。
PS4コントローラーのテスト
まず、PS4コントローラーの動作確認をパソコンで行います。
コントローラーとパソコンをUSBケーブルで接続します。
「コントロールパネル」から「デバイスとプリンターの表示」を選択します。
するとデバイスの一覧に「Wireless Controller」が表示されますのでアイコンの上で右クリックします。
右クリックメニューから「ゲームコントローラーの設定」をクリックします。
「プロパティ」をクリックします。
するとコントローラーのテスト画面になります。
「L2」「R2」はテスト画面の「X回転」「Y回転」に対応しています。
ボタンを押してみてテストバーが右端まで行くか確認します。行かなければ反応が悪い証拠です。
このテスト画面ではPS4コントローラーのすべてのボタンをテストできます。
コントローラーの分解手順 カバーを開く
テストで反応が悪いと分かれば、PS4のコントローラーを分解してきます。
分解する時は、一番最初にカバーを開けます。このカバーを開ける時が一番厄介です。その理由は、数ヵ所にある爪が結構固くはまっているからです。
強引に開けようとすると「バキッ」とカバーや爪が割れる可能性もありますので、焦らずじっくりと開けていきます。
まず、プラスドライバーでコントローラー裏面にある4つのネジを外します。
次に、コントローラーの表側からカバーを外していきます。最初はかなり固く閉じていますので、ヘラなどを差し込んで上下に動かしながらゆっくり開いていきます。
左右同じようにゆっくりとカバーを浮かせていきます。
ある程度、左右のカバーが浮いた状態で、「L3」「R3」ボタンの下辺りを開いていきます。固ければそれなりに力を入れる必要があります。下画像の赤丸の内側(EXT端子とヘッドフォン端子がある部分)が2つの爪でがっちり固定されています。この爪が固くて簡単に開かない原因です。
開けた状態で見ると下の位置に2個爪があります。
2つの爪部分が外れると、全体的に少し力を入れて開けると「パカッ」っと開きます。※表と裏のカバーは中で端子に接続していますので、なるべく慎重に開けてください。
カバーを開いて、作業がしやすいように上画像の繋がっている端子を抜いて、表側と裏側を分離させます。

表側

裏側
コントローラーの分解手順 ボタンを外す
次に裏側の「L2」もしくは「R2」ボタンを外します。
「L2」および「R2」ボタンは横から見ると溝にハマッているだけですので、斜め下に引っ張ると簡単に外れます。
ボタンが外れるとラバーパッドが見えます。おそらく、ラバーパッドをよく見ると劣化して割れているはずです。これが反応の悪い原因です。ラバー部が割れていることにより、ボタンを押しても基盤部まで届いていないのです。
ラバーパッドを交換したい場合はAmazonなどで検索するとヒットします。交換した方が確実ですが、今回は応急処置として紙を利用します。
交換する場合は、Amazonなどで「PS4 コントローラー ラバーパッド」で検索してみてください。一応下にも対応商品のリンクを貼っておきます。
コントローラーの分解手順 紙で応急処置
ラバーパッドの割れている丸い部分に、小さくカットした少し厚みのある紙を乗せます。

丸いラバー部分に乗るくらいの大きさが丁度いいです。画像の紙は長方形で少し大きめにカットしてしまい、L2を押しっぱなしの状態になった為、あとで正方形にカットしました。
身近にあるものだと、ティッシュの箱くらいの厚みがいいかも知れません。※紙の微妙な厚みや大きさの加減で正常に反応しない場合があります。紙が厚すぎるとボタンを常に押した状態になります。逆に薄すぎると反応が悪いままです。これはコントローラーテストをしながら確認してください。こればかりは微調整が必要です。カバーを閉じる前にテストすることをおすすめします。再度カバーを外して調整とか面倒ですので。
テストでも正常に動作するのを確認後にカバーを元に戻せばOKです。
その他のボタンについて
「L2」「R2」以外のボタンも、まずは分解してラバーパッドを確認します。
コントローラー裏側にあるバッテリー端子を外します。
ネジを1箇所外します。
オレンジのフィルムケーブルを外します。
フィルムケーブルの先端をひっかけないように慎重に外します。
その他のボタンのラバーパッドを外して劣化しているようなら交換します。
コントローラーのタッチパッドが外れた場合、元に戻す時は下からはめ込みます。
直らない時の最終手段
「応急処置をしても直らない」または「コントローラーを買い替えたくない」場合の最終手段として、スマホアプリを使ったリモートプレイがあります。
しかし、コントローラーと比べるとスマホ画面上での操作になるのでかなりの慣れが必要です。
興味のある方は別記事に導入方法や操作方法を書いていますので参考にしてみてください。
あとがき
実はこの応急処置はPS3のコントローラーでも行った事がありました。
ラバーパッドを交換する場合は、もっと分解して基盤とフィルム回路を傷つけないように慎重に行う必要があります。
私の場合は、とりあえず「L2」が正常に動作してくれたらよかったので、今回も応急処理を施しました。
今のところ正常に動作していますのでラバーパッドを交換しなくてもよさそうです。