Malwarebytes(マルウェアバイト)でパソコンをスキャンしてみた結果・・

   2021/01/22

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Malwarebytes(マルウェアバイト)はパソコンに潜むウイルスやマルウェアなどの脅威をスキャンして検出&削除できるアンチウイルスソフトです。

元々はマルウェアスキャナー専用ソフトでしたが、現在は進化してアンチウイルスソフトとして提供されています。

Malwarebytes(マルウェアバイト)はその検出率から日本のみならず海外での評判もよく、すでにインストールしているアンチウイルスソフトと競合しないと言う特徴があります。厳密にはWindows10ならば下画像のようにWindows Defenderと自動で切り替わりPCを保護します。

また、すべての機能を備えるMalwarebytes プレミアム版を無料で14日間トライアルできます。スキャンも高速なのでサクッと使えて便利です。

まずはMalwarebytesの使い方などを見ていきます。




システムのバックアップを取っておく

アンチウイルスソフトはインストールするタイプの場合、システムにさまざまなな関連ファイルを作成します。

アンインストールした後に関連ファイルを削除する場合は、念のためにシステムのバックアップをとっておきます。

Windows10の場合、「システムの復元」と「イメージディスクのバックアップ」両方を実行しておけば安心です。

やり方はこちらにWindows10で説明しています。

Windows7の場合はこちらに書いています。

Malwarebytes(マルウェアバイト)のインストール

下のリンクにアクセスします。

「無料ダウンロード」をクリックします。

実行ファイルがダウンロードされます。この実行ファイル自体の安全性を確認するためにVT4Browserでスキャンしました。セーフです。

実行ファイルをクリックしてインストールウィザードに従いながら下のように進みます。

マルウェアバイトが起動します。

Malwarebytes(マルウェアバイト)の使い方

使い方と言ってもスキャンするだけです。「スキャン」をクリックすると始まります。

結果は・・

なにも検出されませんでした。内心ホッとしました。



Malwarebytes(マルウェアバイト)プレミアム版について

マルウェアバイトは本来有料のプレミアム版を14日間トライアルできますが、14日間を過ぎると機能が制限されます。

プレミアム版の価格は下のリンクから確認できます。

無料版とプレミアム版の機能の違いは下のリンクから確認できます。無料版ではほとんどの機能が使えないため、メインのアンチウイルスソフトとして導入するなら有料版がいいですね。

Malwarebytes(マルウェアバイト)のアンインストール

マルウェアバイトをアンインストールする場合は、

「コントロールパネル」→「プログラムと機能」

と進み、マルウェアバイトを選択して「アンインストールと変更」をクリックします。

「はい」をクリックします。

「OK」をクリックします。

関連ファイルを削除する

Windowsでソフトをアンインストールした時には、たいていの場合、どこかにアンインストールしたソフトの関連ファイルが残っています。

その関連ファイルがどこにあるかを調べるには「Everything」と言うソフトが便利です。使い方は以下の記事を参考にしてください。

調べた結果、以下の場所にマルウェアバイトの関連ファイルが残っていました。

これをすべて削除します。

残っていても特に気にならない人はそのままでも構いません。

レジストリエントリを削除する

※レジストリは誤って削除するとパソコンが不安定になったり不具合が起きたりしますので、先にバックアップを取ってから行います。よく分からない場合は無理に削除する必要はありません。

キーボードショートカットの + Rでファイルを指定して実行にregeditと入力しEnterを押します。

ファイルメニューから「エクスポート」をクリックしてPCの任意の場所に保存します。

次にキーボードのF3を押してMalwarebytesと入力し「次を検索」をクリックします。

マルウェアバイトに関連したエントリが表示されますので選択して右クリックメニューから削除します。削除してからF3を押すと次のエントリが検出されますので1個づつ削除します。Malwarebytesの文字列があることを確認しながら削除します。文字列が見当たらない場合は削除しない方が無難です。中には削除できないエントリもありますので、F3で飛ばしながら検索していきます。

削除できないエントリもある

削除が終わるとF3を押した時に下のような画面が表示されます。

仮に削除したあとでパソコンが不安定になった場合は、バックアップしたレジストリファイルをファイルメニューからインポートします。

アンチウイルスソフトの私見

ウイルスやマルウェアなどの潜在的な脅威を検出するアンチウイルスソフトは数多く存在します。

私の場合、無料のさまざまなアンチウイルスソフトを試しに導入していた時期がありました。無料のアンチウイルスソフトをざっと挙げても、以下のようなソフトがあります。

  • avast
  • AVG
  • Avira
  • Bitdefender
  • ESET(30日間の無料トライアル)
  • F-secure
  • GDATA
  • K7 COMPUTING(30日間の無料トライアル)
  • Kasperky
  • McAee(30日間の無料トライアル)
  • Microsoft Defender
  • Norton(30日間の無料トライアル)
  • Panda
  • Trend Micro(30日間の無料トライアル)

アンチウイルスソフトのテストで有名なAV-TESTAV-Comparativesを見ても分かるように、年別や月別でそれぞれのソフトの検出率などを見ることができます。

私自身も上記で挙げた企業のアンチウイルスソフトはいくつか試したことがあります。しかし、中には動作が重いものや、余計な機能がついているものもありました。

そして、特に重大なウイルスやマルウェアが検出されたことはなく、私の中でWindows標準のアンチウイルス対策で問題ないと言う結論に達しました。

Windows7までは「Microsoft Security Essentials」をずっと使っていました。Windows10ではWindows Defenderが標準搭載されています。

Windows Defenderは、「AV-TEST」や「AV-Comparatives」での検出率スコアも高く、最高スコアを6とし、下のような結果になっています。

2020年4月のスコア 出典元:av-test.org

私の場合、メインはWindows Defenderで、定期的に他社のポータブルスキャナーを併用しています。

そもそもウイルスやマルウェアに感染するとすればどのようなケースがあるのでしょうか?

ほとんどは、危険なサイト経由だったり危険なファイルの実行時やUSBメモリ経由などでしょう。

Google Chromeを使っていると、危険なサイトや怪しいサイトにアクセスした場合、事前にブロックされます。

そして、ファイルのダウンロード時には自分でファイルスキャンするなどの対策をしていれば、ウイルス感染することは稀だと感じます。USBメモリに関しては、Windowsの自動再生機能をオフにしたり、リムーバブルメディアのアクセス権を変更すると言う対策もあります。

今回試したMalwarebytes(マルウェアバイト)は高速であっと言う間にスキャンが終わりました。また、設定なども必要最小限なので使い勝手はかなりいいですね。

結果はセーフでしたが、アンインストールしたあとの残骸ファイルを削除するのがネックです。私がポータブルソフトを好きな理由はそこに尽きます。

レジストリに残るファイルはサイズが小さいので、PCのパフォーマンスにはほとんど影響は出ませんが、不要なファイルが残っているのは気分的に嫌なんですよね・・

また、レジストリクリーナーなどのツールで掃除している方もいらっしゃるとは思いますが、Microsoftではサードパーティ製のレジストリクリーナーなどのユーティリティツールについてサポートポリシーがあります。

Microsoft makes no warranty, implied or otherwise, about the performance or reliability of third-party registry cleaning utilities.

翻訳文:マイクロソフトは、サードパーティのレジストリクリーニングユーティリティのパフォーマンスまたは信頼性について、黙示またはその他を問わず、いかなる保証も行いません。

引用元:Microsoft support policy for the use of registry cleaning utilities

よってレジストリクリーナーなどで掃除するのはおすすめできません。

色んなアプリケーションを試す人は、アンインストールしたあとに残ったレジストリエントリはとりあえず放置して、定期的にOSをクリーンインストールする方が効率もいいです。

やっぱりWindows Defenderで充分でしたね。

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